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サーファーでもある本間さんに合わせ、ソックスはハワイアンレイ柄をチョイス。スニーカーもヴァンズの「オーセンティック」と横ノリで揃えたが、色使いはシックに徹した。

サーファーでもある本間さんに合わせ、ソックスはハワイアンレイ柄をチョイス。スニーカーもヴァンズの「オーセンティック」と横ノリで揃えたが、色使いはシックに徹した。


自分の好きなことを仕事にする。それは簡単ではないが、好きだからこそ発揮できる能力や発想がある。つまり、理にかなっているのだ。ゆえに本間さんは、仕事でも好きな服を着る。

そしてもうひとつ、彼には着たい服を着る理由があるという。

「僕にとって体の動きづらさは、心の動きづらさに直結しています。体が窮屈だと思考も働かず、伸び伸びした創造性やアイデアが生まれない。

動きづらい服装は昔から苦手で、高校も学ランが着たくなくて、ポロシャツに制服のパンツとスニーカーで通学していましたから(笑)。

それと服装に関しては、そのままどこにでも行けるというのが僕のなかでは大事なんです」。

スーツ14万9600円/トレメッツォ 03-5464-1158、スウェット1万4300円/メイプル、ソックス1980円/サルベージ パブリック(ともにデルタ 03-6453-4030)、スニーカー1万2100円/ヴァンズ ヴォルト(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR 03-3796-0996)、腕時計68万900円/チューダー(日本ロレックス / チューダー 0120-929-570)

スーツ14万9600円/タリアトーレ(トレメッツォ 03-5464-1158)、スウェット1万4300円/メイプル、ソックス1980円/サルベージ パブリック(ともにデルタ 03-6453-4030)、スニーカー1万2100円/ヴァンズ ヴォルト(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR 03-3796-0996)、腕時計68万900円/チューダー(日本ロレックス / チューダー 0120-929-570)


今回着用したのは、自然を愛する本間さんの琴線に触れた深い森を思わせる絶妙なグリーンのスーツ。

ウールコットンに芯地類を極力省いたアンコン仕立てで軽快な着心地。イージー仕様パンツも窮屈感はなく、実に快適だ。

「このスタイルは、スーツだけど軽くて動きやすく、ジャケットを脱げば自然の中へ散歩にも行けますよね。新幹線や飛行機に乗っても疲れなさそう。こうした常に動けて、どこへでも行ける服装は理想的です」。

思い立ったら即、実行。その自由闊達な行動力が創造性を生み、新たなビジネスを育んでいく。

本間さんにとって「着流しスーツ」は、仕事から遊びまで分け隔てなく着こなせる自分らしいスタイルのようだ。
SANU ファウンダー&ブランドディレクター 本間貴裕さん●「あらゆる境界線を超えて、人々が集える場所を」という理念の下、ホテルやカフェなどをプロデュースするバックパッカーズ ジャパンを2010年に創業。19年には「自然と共に生きる」をコンセプトに、SANUを創業。ブランドディレクターに就任。
OCEANS5月号「青い服」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック


清水将之(mili)、山本 大、田中駿伍(MAETTICO)=写真 与那嶺龍士=スタイリング 竹石安宏(シティライツ)=編集・文

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