▶︎すべての写真を見る 夜のとばりが降りれば、虚無感の漂う閑散とした日中の表情とはうって変わり、街全体に毒々しくも鮮やかなネオンが咲き乱れ、喧騒と嬌声に包まれる。
そんな玉石混淆な街、新宿歌舞伎町のど真ん中に位置するのが、中国料理店「上海小吃(シャンハイシャオツウ)」だ。今にも崩れ落ちそうな雑居ビルの狭間、その路地裏で30年もの間、変わらずに営業をしている。
話を聞いたのは……
30年間、「上海小吃」の店長として店を切り盛りしてきたレイコさん。彼女に会うために全国からお客が訪れるほど人望が厚い。
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