当記事は「FUTURE IS NOW」の提供記事です。元記事はこちら。 副業やパラレルワーク、ワーケーション、リモートワークなど、さまざまな働き方が出現している近年。こうした潮流からも見て取れるようにその価値観は、これまでの「一つの仕事を長く続ける」「一生涯働く」に、「自分らしく働く」「より良く働く」も加わり、さらに多様的に。
従来の「働く」の価値観が解放され始めている今、その根源を問いながら、「働く」について改めて考えていきます。
今回ご登場いただくのは、元日本一有名なニートのphaさん。幼少期から労働意欲が少なく、大学卒業後は大学職員として働くも3年で退社。以降は、「できるだけ働きたくない」という思いから決まった仕事には就かず、シェアハウスの運営や作家活動などを続けてきました。
ところが、2023年4月より、東京・高円寺の〈蟹ブックス〉の書店員に。長らく定職に就くことを避けてきたphaさんに何が起こったのでしょうか。「働く」の価値観の変化を探るため、いくつかの問いをphaさんに投げかけます。
[Profile]phaさん(ファ)●文筆家、書店員。1978年大阪府生まれ。京都大学総合人間学部を卒業後、大学職員に。3年後に退職してからは「ニート」を自称。2008年にギークハウスプロジェクトを開始後、定職に就かずシェアハウスで長年暮らす。11年続けたシェアハウスを2019年に出て今は一人暮らし。著書に『持たない幸福論』『がんばらない練習』(幻冬舎)、『しないことリスト』(大和書房)、『人生の土台となる読書 ーーダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30』(ダイヤモンド社)などがある。X:@pha
2/7