酔っ払いのシーンこそファブルの真骨頂!?
殺し屋が題材にはなってる漫画ではあるけど、シュールな世界観も『ファブル』なんですよ。
何を考えてるのかわからないアキラの表情とか、スイッチを入れるときの顔とか、アキラが徹夜して描く絵もホント笑えてきますもんね(笑)。
海老原の舎弟のクロちゃんもウケます! クロちゃんはアキラに憧れて、殺し屋になりたいと思っちゃうんですよね。
で、アキラの真似をして橋から飛び降りて足を折ったり、山籠りについていって蜂に顔を刺されて誰かわからなくなったり……キャンプの回は南先生が実際に山を取材して書いてるんで、リアリティがあって面白いですね。
「山で経験する事はーー正反対の街でも似たような応用が効くという事ーー でもなぜか街での経験はーー山ではほとんど通用しない事が多いーー」とか、有名なセリフですね。
あと、この作品で避けて通れないのがヨウコの飲酒の場面ね。
ヨウコは美人なんだけど酒を飲むとマジでクズ(笑)。ターゲットに酒を飲ませて、酔いつぶれる様を見て楽しむのが趣味っていう悪魔です。そんなことする理由も「暇だから」っていう……(笑)。
バーにいた薄っぺらいイケメンを酔わせて潰す伝説のシーンについては、動画でたっぷり喋ってます。人殺しとかヤクザの話のなかに、急にそういうシュールなギャグを放り込んでくるのが『ザ・ファブル』なんですよ。
ああいう酔っぱらいが南先生の周りに実在したんだろうな〜、って俺は思ってます(笑)。
5/5