「ホンダ買うボーイ」のCM、覚えてる?
はじめにCR-Vについて少しおさらいしておくと、「ホンダ買うボーイ」のキャッチコピーで1995年に初代がデビュー。
5代目は2018年に登場したが、日本では2022年に一度販売が終了した。一方でアメリカなどでは順調に6代目が登場している、といった状況だ。
先進運転支援技術「ホンダセンシング」を搭載しているので、高速道路の運転が楽にこなせる。
この夏に日本へやってくる二刀流CR-Vは、アメリカ等で活躍している6代目がベースとなる。
アメリカでは1.5Lターボ車と2Lハイブリッド車があるが、同じボディに燃料電池システムを搭載し、さらに外部からの充電も可能にした二刀流CR-Vが「CR-V e:FCEV」だ。
水素と、空気中の酸素を反応させて電気を作り、モーターで走る燃料電池車(FCEV)は、いわば発電設備を載せた電気自動車。実はホンダは1980年代後半から研究をスタートしている。
日本では2002年の「FCX」、2008年の「FCXクラリティ」、2016年の「クラリティ フューエル セル」をいずれもリース販売してきた。つまりノウハウは十分ってことだ。
マルチビューカメラシステムやパワーテールゲートなど便利な機能が用意される。
そして今夏、燃料電池システムを載せた6代目CR-Vがデビューする。海や山を愛する我々としては、排気ガスの代わりに水しか排出しないFCEVは大歓迎。しかもSUVだ。
先のホンダの歴代FCEVは、ハッチバックかセダンだったし、現在トヨタにラインナップされている2車種もセダンのみ。CR-V e:FCEVは初めて登場したSUVのFCEVでもあるのだ。
全長約4.8m、全幅約1.9mとレクサス「RX」に匹敵するボディサイズ。駆動方式は2WD(前輪駆動)のみらしい。
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