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コロナの2週間後には海にマスクが漂流していた



温暖化とともに問題視されているのが「海洋ゴミ」で、それらの多くはプラスチックだ。

「2050年には、海洋ゴミの総重量が魚のそれを超えると言われています。小さく分解されてマイクロプラスチックとなったゴミを魚が食べると、食物連鎖で人間の体内に入る可能性があります」。

マイクロプラスチックの人体への影響はまだ明らかになっていないが、わからないが故、海洋へのプラスチックの流出は食い止めたほうがいいというのが世界共通の見方だ。



「コロナが流行してから2週間後には、海にマスクが落ちていたんです。誰かが海にポイ捨てしたというより、陸から川をつたって海に流れ着いたんでしょう。人間の生活スタイルの変化は短期間で海に影響を及ぼすんだなって、すごくリアリティがありました」。

そこで香里武さんが勧めるのは、親子で行く漁港遊びだ。



「海の問題って、やっぱり海に行かないとピンと来ないんですよ。だから、リアルを知るために、比較的ラクに行くことができる漁港をのぞいてみてください。

漁港は風にのってあらゆるものが行き着く場所、いわばゴミの溜まり場です。じゃあ何でそんなところへ行くのかって言うと、ゴミを隠れ蓑にして、逞しく生きている幼魚がいるからなんですよ。

漁港に浮かんでるゴミをめくってみてください。たくさんの幼魚に出会えますよ!」

幼魚を観察しながらゴミを拾う。これなら義務感が減るし、長続きする取り組みではないか。子供たちなら、遊びながら知らず知らずゴミ拾いにも貢献してくれそうだ。


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