⑥ 普段使いのゴアテックス
7万7000円/ナナミカ(ナナミカ 代官山 03-5728-6550)
ローテーションで活躍する普段使いのアイテムが、もしゴアテックスだったなら? 結論からいえば快適至極。
例えば、ナナミカのステンカラーコート。そのシルエットも、襟型やポケットなどのディテールも王道の仕様である。
しかしながら表地はコットンギャバジンではなくゴアテックス。優れた防水性と透湿性を発揮し、近年激しさを増すゲリラ豪雨への備えとしても万全だ。
ゴアテックスという素材も、アウトドアに限らず普段使いして然るべき時代といえる。
⑦ 着流す、着倒す、セットアップ
[左]パーカ1万4300円、スウェット1万2100円、パンツ1万3200円/すべてチャンピオン(チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ 03-5962-7600) [右]スーツ25万8500円/ラルディーニ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)
まずはチャコールグレーのスーツから。イタリアンクラシックの伝統を守りつつ、現代的スタイルを発信するラルディーニの逸品だ。
素材には、適度な光沢と程良い厚みの、スーパー150'sのウールサージを採用。ビジネスはもちろん略礼服としても、動きやすい作りなので逆にTシャツを合わせて着流してもOK。ぜひとも末長い付き合いを。
もう一方はスウェットの上下だ。大好きなチャンピオンで。本来縦方向に使う生地を横にした「リバースウィーブ」がこのスウェットのアイデンティティ。着丈が短くならないよう考案された製法である。
近年は素材をリニューアル。サステナブルなアメリカ産コットン、リサイクルポリエステル、レーヨンの混紡糸を使用する。もちろんヘビーウェイトな生地は健在。とことん着倒してほしい。
最後はオンもオフもセットアップで、という話なのであった。