▶︎すべての写真を見る オーシャンズはずっと「大人にとって本当に必要な服」を考え続けてきた。
これさえあればOK、というイージーなアイテムじゃない。毎日着たくなるほど気持ち良くて、この先の人生をともに過ごしていきたくなる服。
それでいて決して凝り固まることなく、時代の気分を柔軟に取り入れた服。改めて、我々にとっての“エッセンシャル”を見つめ直してみたい。
① 何はともあれデニム、デニム、デニム
上から3万6300円/デンハム(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)、6万500円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、1万5400円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
本誌4月号の特集「デニムで“まんまアメカジ”もうやめた」のとおり、デニムはオーシャンズのアイデンティティである。色がいい。ラフな風合いがいい。若い頃の気分で着られるからいい。理屈抜きで大好きなのだ。
デンハムは色落ちしない黒で仕上げた都会的な一本。完璧なバランスの細身のシルエットが、コーディネイトを洗練へと導いてくれる。
伸縮性抜群の生地とウエストのゴムにより、我々を甘やかしてくれるのがディーゼルだ。美しいウォッシュと手の込んだダメージ加工も見事。
そして言わずもがなのエッセンシャルが、リーバイス「501」。誕生から150年経った今もカッコいいというのはもはや奇跡である。
どんなデニムを選んだっていい。でも、何はともあれデニムがなくちゃ始まらない。
② メリノとカシミヤ
左からニット26万2900円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン 03-5579-5182)、カットソー1万6500円/アイスブレーカー(ゴールドウイン 0120-307-560)
天然素材のニットもワードローブに欠かせない重要アイテム。その代表選手がメリノウールとカシミヤだ。
高品質&サステナブルなニュージーランド産メリノウールを使用した、アイスブレーカーのカットソー。素肌に着れば暑いときに涼しく寒いときに暖かい、メリノウールの優れた機能性を実感できるはず。チクチクしないのでご安心を。
そして天然素材の王といえばやはりカシミヤ。ロロ・ピアーナのニットは、ヒルカス子山羊の下毛を梳くことで得られる稀少な繊維、ベビーカシミヤを使用している。その軽さと柔らかさは羽毛のよう。別格の逸品である。
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