牛革以外のケアは、革の特性に倣った方法で
ステアハイドとカウハイド以外にも、ホースやシープ、ラム、ゴートなどレザーの種類は多岐にわたる。柔らかさや厚みも違うため、やはりケア方法も変える必要があるのだろうか?
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「ホースやゴートの革ジャンの基本的なケア方法は、牛革と同じ。
ただしラムやシープなど羊の革には少し注意が必要です。レザークリーナーにはラベルに『ラムレザーには使用不可』と書かれているものも多くあります」。
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ラムやシープは非常に柔らかくて薄い。ゆえに体に馴染みやすく着心地はいいが、なめし方によってはレザークリーナーを使うとシミになる場合もあるという。
「柔らかいので傷ができやすいのも事実。ブラシは柔らかい毛のものが好ましく、ケアはブラッシングして保湿クリームを塗り、最後に防水スプレーを吹き付けるという流れで行います。ただ僕も今日ラムレザーを着ていますが、ラフに扱っていても劣化はしていません」。
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そこでもうひとつ気になるのが、スエードのような起毛系のレザーである。こちらは柔軟でさほど手がかからないイメージが強いが、どうケアすれば良いのか。
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「基本的にスエードは、専用ブラシを使ってブラッシングしましょう。素材の特性上、レザークリーナーで汚れを落とすことが難しく、オイルも塗れないので、念入りにブラッシングしてくださいね。頑固な汚れにはスエード用の消しゴムを使うことをおすすめします」。
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これまで抱いていたレザーの常識が、実は思い込みということもある。正しい知識を身につけて革ジャンと上手な付き合いをしたいものだ。
今回訪れたのは……
「ショット グランド ストア トーキョー(Schott Grand Store TOKYO)」
![名作のワンスターから話題のコラボものまでフルコレクションを揃え、レザーバッグやブーツなど相性抜群のアイテムもセレクト。奥には工房も併設。ケアからお直し、アレンジなど革のプロたちが柔軟に対応してくれる。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/45935/images/editor/6548956d2a97495fb58397106076dae0bd053309.jpg?w=850)
名作のワンスターから話題のコラボものまでフルコレクションを揃え、レザーバッグやブーツなど相性抜群のアイテムもセレクト。奥には工房も併設。ケアからお直し、アレンジなど革のプロたちが柔軟に対応してくれる。
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