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「ハリウッド映画と作る」という次なる展望



市川さんの強い好奇心は、絵画という枠だけにとらわれない。

「今後は映画製作もしてみたいと考えています。小難しい作品ではなく『バットマン』のような、子供が楽しめる娯楽要素の多いハリウッド映画を作りたいですよね」。

唐突な話のようだが、その理由を聞くと彼の顔に童心に返ったような笑顔が浮かぶ。

「単純に自分が好きというのと、子供の頃に映画を観ていて楽しかったんです。基本ミーハーなので流行りものが大好きなんですよね。世の中に浸透して受け入れられているってことは理由があるとも思いますし、流行りものといえば……YOASOBIやあのちゃんも聴きますよ(笑)」。

13歳で単身海を渡り各地を放浪したのち、辿り着いた「線香画」という表現。近くで観ると線香の焦げ跡、遠くから見ると像として浮かび上がる作品は、ふとした瞬間に思い出す懐かしい記憶にも似ている。
[イベント詳細]
市川孝典「DELUSIONAL murmur(#003)」
場所:GALLERY COMMON
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
電話:03-6427-3827
営業:12:00〜19:00 (月・火曜日休廊)
期間:〜3月10日(日)まで


佐藤ゆたか=写真

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