パンチボウルの丘の近く、古い静かな町の古い家から発信
ノア・エンバーソンさん(以下ノア)はスタッフに「コーヒー飲む?」と笑顔で迎えてくれた。
「僕はハワイで生まれて、あちこちで育ったんだけれど、感覚としてはロコのサーファーボーイかな。現在はフィアンセと1960年代に建てられた古い家を購入し、自分たちの好みに少しずつ手を入れているんだ」。
温かみのあるインテリアが心地いい空間は「100年ほど前の足踏みミシンの脚にガラスをのせてテーブルにしたり、オイルランプやレトロな革製のソファも手入れをして使っている」という。
最初に学んだコンピュータ・サイエンスを、途中で軌道修正
Aloha Fridayシリーズのシルクスクリーン。
「最初はコンピューター・サイエンスを勉強していたんだけど、それが自分には向いていないことに気づいたんだ。そして、タイポグラフィのコースを受講して、それが大好きになった。
そうして、グラフィックデザインとの相乗効果で、イラストレーションを手掛けるように。それが今の個人的な仕事に繋がっている。僕のスタイルはグラフィックデザインの世界から来ているから、デザインとイラストレーションの融合。
僕のAloha Fridayシリーズは、グラフィックデザインなのかイラストレーションなのかというカテゴリーに収まりきらないところから生まれたものであることが分かってもらえると思う」。
3/5