OCEANS

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もちろん、センチュリーらしく、エンブレムやシート地をはじめ、随所に日本の匠の技が冴え渡る。

先進のレーザー加工を使って匠が仕上げたドアパネルを触れば、確かに「スポーツ用多目的車」ではなく、真っ正面から後席の乗員が重視された車だとわかるはずだ。

歴代センチュリー同様、鳳凰のエンブレムは匠による手彫り。

歴代センチュリー同様、鳳凰のエンブレムは匠による手彫り。


けれど、どう見ても見た目はSUV。ロールスロイスのカリナンと同じようなフォルムだ。だから、もうちょいリフトアップして、マッドタイヤを履かせて、ルーフにボックスとか積んだら、キャンプに行きたくなる。

だいたい、先日の大相撲初場所では、このセンチュリーのオープンカーで横綱照ノ富士はパレードしたし、「東京オートサロン2024」ではサーキット走行を想定したセンチュリーGRMNが、豊田章男会長のマイカーの一台として披露された。

どんな使い方をするかは、乗り手の想像力次第なのだ。

走行状況に応じて四輪を適切に制御してくれるので、運転も楽しいはず!?

走行状況に応じて四輪を適切に制御してくれるので、運転も楽しいはず。


車両本体価格は2500万円。「なんだ、カリナンより随分安いじゃん」と思えた、アクティブな週末を楽しめるVIPの方は、カスタムでも何でも相談に乗ってくれる「センチュリーマイスター」にご連絡を。

ただし、彼らは一部のトヨタ販売店にのみ在籍しているので、まずはホームページで確認されたし。

籠島康弘=文

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