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2024.02.16

トヨタが「SUVではない」という「新型センチュリー」が、“車の贅沢”のあり方を変えるかも

「センチュリーGRMN」。豊田章男会長の愛車の一台として東京オートサロン2024で披露された。

「センチュリーGRMN」。豊田章男会長の愛車の一台として東京オートサロン2024で披露された。


新型のSUV!?と思った人もいるかも知れないが、これはトヨタの「センチュリー」。60年以上もの歴史を持つ、由緒正しき、トヨタのトップ・オブ・ショーファーカーだ。

【写真9点】「トヨタの新型センチュリー」を写真でチェック 

最低地上高は185mmと、同社のカローラクロスの160mmよりも高いし、トランクは出っ張っていないし、電子制御4WDシステムを搭載している。

全長5205×全幅1990×全高1805mm。全高以外はランクル300よりもちょい大きな巨艦。

全長5205×全幅1990×全高1805mm。全高以外はランクル300よりもちょい大きな巨艦。


超高級ブランドのロールスロイスだって、同様のフォルムをしたSUV「カリナン」を発売しているのだから、トヨタが超高級SUVをデビューさせてもおかしくないのだが、同社はあくまでも「これはSUVではありません。センチュリーです」と言う。 

トランクスペースはキャビンと壁で仕切られているので、荷物がガシャガシャ動いても後席の乗員にその音は届かない。

トランクスペースはキャビンと壁で仕切られているので、荷物がガシャガシャ動いても後席の乗員にその音は届かない。


同社いわく、センチュリーを指し示す言葉としてSUVはそぐわない、ということらしい。

SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは「スポーツ用多目的車」のこと。確かにセンチュリーはアウトドアスポーツを楽しむ車ではないし、多目的なわけでもない。

ただ見た目が「これからのセンチュリーはどうあるべきか?」を突き詰めた結果、SUVに“似た”スタイルになっただけだという。


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