「よろしくお願いします」。
こちらは、弘法寺で広報を始めとしてお寺全般の業務を担当する小田安希与さん。お寺の管長の娘で「安心と希望を与える子に育ってほしい」という思いから名付けられた。
ところで、なぜ太鼓なんですか?
「毎月行う護摩祈祷会では私がこの太鼓を叩くんです」。
おお、本当だ。
太鼓は習ったわけではなく独学で会得。彼女の専門はピアノと箏(こと)だそうだ。
「ピアノは3歳から、お箏は6歳から習い始めて、どちらもまだ続けています。小学校は吹奏楽、中高はオーケストラに所属していたので、楽器は何でも好きですね」。
2023年9月には親友の歌手と横浜で歌と箏のコンサートを開催した。
広報担当とはいえ、イベントでの来場者対応も行い、また昨年6月には「ゴステラーズ」という合唱チームを結成。御詠歌(仏教版讃美歌)やゴスペルを歌っている。
「宗教の垣根を越えて平和を祈り歌う」のが、モットー。
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