なお、アスクルの物流を支える遥香さんを推薦してくれたのは広報担当の前田友里さん。
「誠実でまっすぐで偽りがない感じですね。仕事に対する姿勢もまったく同じ。とにかく課題に取り組む貪欲さに驚かされます。
本業だけでも忙しいのに、別のプロジェクトでも進んで『これやっておきました』と言われることも多いですね。他部署の社員とも積極的に交流を深めています」。
2人の脇にいるのは身長3メートルの「アスクル坊や」。
フロアには取り扱う商品が展示されていたので、そちらも遥香さんに説明してもらった。まず見せてくれたのは水が入ったペットボトル。
「これは弊社のPB商品で容量が410mlなんです。リサーチの結果、女性は500mlだと多いという声が多かったので、ちょうど飲み切れる容量にしました。形も細いので持ち運びやすいです」。
350mlでも500mlでもないというのがポイント。
「次はオフィスには欠かせないクリアホルダーを資源循環する取り組みです。分別、選別後に再生ペレットにして、それを原料とする商品を製造しています」。
クリアホルダーが生まれ変わる「Matakul」(マタクル)という資源循環プロジェクト。
「あと、この紙コップはカフェや食堂でご覧になったことがあるかもしれませんが、森林資源の保護を目的として管理された木材を使用して作られたFSC認証紙を使用しているんです」。
森林を守るための世界的な基準を満たしている。
続いてコピー用紙が登場。これはアスクルのオリジナル商品で、インドネシアの「木の畑」から収穫した原材料で作られたもの。
2010年から続けているプロジェクトで、コピー用紙1箱に対して原材料として2本の植林を確認していくというものだ。
その名も「1 box for 2 trees project」。
物流といえば車での配送が必要となるが、電気自動車への移行も進めているそうだ。ASKULやLOHACOで買い物をすることで、客もエシカルに貢献できることを目指す。
「LOHACO」とは個人向け通販サイトの名称。
ところで、遥香さん。このオフィス、やたらと植物が置いてありますね。
「弊社には社長と植物を愛する人が入っている“エンゲー部”があって、水やりやお世話も社員が担当しています。アスクルで購入してもらうことでエシカルな生活ができることを目指しているんです」。
手前のエプロンはエンゲー部の制服。
お気に入りの自社商品を教えてもらった。
「これは私も家で愛用している『コロコロストッカー』です。350mlの缶がピッタリ収まる設計で、冷蔵庫にそのまま入れて手前から抜き出すと奥からコロコロと出てきて便利」。
なるほど、これは便利。
なお、遥香さんは4年前からゴルフにハマっているそうだ。
「社内コミュニケーションの一環でもあるんですが、単純にスコアが伸びるとうれしいので頑張って練習場に通っています。ベストスコアですか? 90です」。
4年間で90とはすごすぎませんか……。
本日はありがとうございました。
昨年11月にマネージャーに昇進したという遥香さん。最後に読者へのメッセージをお願いします。
アスクル坊やもいますね。
[取材協力]アスクルwww.askul.co.jp/corp/