そして、大学進学を機に上京。メディア・映像系のゼミを選択した。
「一眼レフを貸し出されて、『女子大生にウケる販促』というテーマで日常写真を撮るといった課題もありました。あと、何と言ってもフィンランドで見たオーロラに感動しました。ヘルシンキから飛行機で行くツアーでしたが、サンタの街にも寄って交流もできたんです」。
オーロラが見られる確率は3日に1日ぐらいとのこと。
就活はメーカーや通販系を志望し、最終的には2019年、アスクルに入社する。研修で物流部門にはまだまだ課題があると感じ、同部署を志望。以降、物流管理ひと筋で働いてきた。
「現在の仕事はお客様に無事に荷物を届けるための管理・フォロー全般です。そのために重要なのは各地の配送拠点にも頻繁に顔を出すこと。配送の現場はまだまだアナログな作業が多いんです。現場を見ながら課題と改善策を探る毎日です」。
アスクルでは都市部を中心に全国10拠点に物流センターを構えており、そのすべてを自社グループで運営している。最新は2022年に稼働を開始した東京DC(ディストリビューションセンター)だ。
東京DCには庫内の空間を最大限に活用するための「自動倉庫」が導入された。
商品を上の階と下の階で行き来させる役割を担う「スパイラルコンベヤー」。
また、2016年4月の熊本地震の際は避難所に必要な物資を配送する取り組みを行っている。
「ドライバーさんへの支援も私たちの仕事で、配送パートナーに配送管理システムをオープン化するアプリ、『とらっくる』の開発にも携わりました。2年目の社員が担当する仕事としてはかなり大掛かりなプロジェクトでしたが、貴重な経験でした」。
「業務負担が大幅に軽減された」という喜びの声が寄せられているそうだ。
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