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缶詰=下拵え済みの食材+調味料と考えよう

カット済みの食材を選べば、包丁やまな板が必要ないので荷物や洗い物が減らせる。

カット済みの食材を選べば、包丁やまな板が必要ないので荷物や洗い物が減らせる。


キャンプ料理に使うのなら、缶詰を「下拵え済みの食材+調味料」と考えてみよう。缶詰内の食材は、すでに面倒な下処理とカットが済んでいて、味付けもしてあるのでいろいろな調味料を用意する手間もない。

せっかくの手軽さが活きるよう、組み合わせるのはカットする必要のない食材や、味のアクセントになりそうな薬味的食材を選ぶといいだろう。

スーパーをじっくりとパトロールして、缶詰と相性の良さそうな食材を捜索する時間も楽しい。

調理時間1分で「ネギ味噌サバ」のできあがり。

調理時間1分で「ネギ味噌サバ」のできあがり。


今回はサバの味噌煮缶に、野菜コーナーで見つけた九条ネギのスライスを入れ、味のアクセントにお好み焼き用の刻み紅生姜を散らしてみた。

調理時間は食材が温まるまでの1分間のみ。熱々のうちにいただいてみると、しんなりし始めたたっぷりのネギとサバが相性ぴったり、味は濃いめだが紅生姜のおかげでさっぱりと食べられる。お好みで七味唐辛子をかけてもおいしい。


誰でも簡単に美味しくて見た目も良い料理ができてしまう、この手軽さこそが缶詰の真骨頂。正しい知識を持って安全においしく、寒い時季のキャンプ飯を楽しもう。

池田圭=取材・文 矢島慎一=写真

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