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子供に磨き残しはない? 10歳くらいまでは親がチェックを!



――虫歯を予防するには、はやり食後の歯磨きが重要ですか?

小さいときから食後の歯磨き+フロスは習慣にしましょう。うまくフロスを使えない場合は、糸ようじでもOK。1人で磨けるようになると仕上げ磨きを親御さんはしなくなると思いますが、できれば10歳くらいまでは続けていただきたいですね。

――仕上げ磨きはどこをチェックすればいいですか?

乳歯が生え揃う4、5歳の仕上げ磨きは、虫歯ができやすい奥歯の歯と歯の間を重点的に磨きましょう。

6〜12歳くらいの乳歯と永久歯の混合歯列期は、歯の段差があるので磨き残しが多くなります。特に奥歯の歯の間と第一臼歯をチェックしてください。

――お話を伺って、子供の歯科矯正についてよく分かりました。

歯科矯正には、時間とお金がかかります。特に、小さいお子さんの場合、器具をつけることで口の中に違和感を覚えることもあるので、治療を嫌がることも珍しくありません。

矯正は、始めたら最後までやりきることが大事ですから、もし矯正をすると決めたら、親子で覚悟を持って取り組みましょう。

そのためにも信頼できる歯科医院を見つけ、費用や期間、治療のタイミングなどはしっかり相談してくださいね。


歯並びは見た目の美しさだけでなく、虫歯や歯周病になりにくいというメリットもある。歯科矯正は、焦らず子供にあったタイミングが大事なので、気になる人は、歯科医院選びから始めてみよう。

アントレース、酒井範子(メディア・ビュー)=取材・文

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