トレンドに乗っかっていた10代

――ニューバランスを初めて履いたのはいつ頃ですか？

梶　「576」を中学の終わりに買った記憶があります。赤のヌバックで、当時、スチャダラパーさんも履いていた気がします。今ではもう閉店されたようですが、広尾にあった「タダ スポーツ」というスニーカー専門店で買ってもらいました。

――なぜニューバランスを？

梶　渋カジ、アメカジブームのときからニューバランスは高級スニーカーのような位置付けで、トレンドのひとつとして浸透し始めていました。おそらく、ニューバランスの第一ブームぐらいのときで、それに背中を押されたのもありますね。



――以降、ずっとニューバランスは履いてこられた？

梶　そうですね。高校生から20代前後のときは、原宿の駅前にある「オッシュマンズ」へ行くのが好きでした。一般的な洋服屋とはやや違う目線でアイテムをセレクトしていて、スニーカーのラインナップも独特で面白かった。ニューバランスも並んでいたので、結構買ってましたね。