「ベリーデイジ」のジャケット。スウェーデンの60〜70年代のレザージャケットがモチーフ。
「Feel So Goodなモノ語り」とは……▶︎すべての写真を見る | ベリーデイジ デザイナー 河合 淳さん 複数のブランドのディレクションを長年手掛け、その集大成として2023年AWにベリーデイジを始動。国や時代に限らず、あらゆるヴィンテージに精通した目利きとしても知られる。 |
価値あるヴィンテージやアンティークに魅せられて、長い間コレクションしてきました。
ですが、いざ身に着けるとなると、全身ヴィンテージというスタイルにはあまり興味がありません。
「フラテッリ ジャコメッティ」のブーツ。木型が自分に合うというジョッパーブーツはこの数年ヘビロテ中。
心地いいと感じる装いは、新旧の良さを適度にミックスしたもの。
例えば大好きなレザーアイテムも、かなり古い時代のアンティークから数シーズン前の名作、そして最新のアイデアが盛り込まれたインラインまで、同列で捉えて身に着けてこそ、初めて格好いいと思える。
「ロエベ」のバッグ。メンズ版のエクストララージハンモック。目を引くユニークなフォルムが持ち味。
「デンツ」のグローブ。ペッカリー革を使用したアンライニングタイプ。品の良さと武骨さがいいバランス。
それを踏まえて、国やテイストは関係なく、新旧の傑作レザーは常に追い求めています。
「ティファニー」のベルト。1915年前後のアンティーク。縦型のバックルは、トップスをタックインすると収まりがいい。
特にどこかクセのあるものが好きで、出会ったらすぐさま手に入れます。