トレンド① 麺の時代を代表する「だしと麺 遊泳」
「だしと麺 遊泳」は、出汁と麺にこだわる東高円寺の気鋭店。
店主である岸本氏は、ラーメン店のみならず、うどんの名店等でも修業を重ねた、努力と行動力の人だ。
現在、同店が提供するレギュラーメニューは、「油そば」と「だしそば」。
「油そば」は、超極太自家製麺のセンセーショナルなビジュアルが、視覚的に強烈。もち小麦や、強力粉・中力粉・薄力粉を総動員し、季節によって加水率を調整するなど、妥協を許さない作り込みが好印象だ。
「油そば」の味玉入り。一緒に提供されるスープも出汁のうま味が秀逸。
「だしそば」は、乾物の上質な和風味と、「中太」と「細」のいずれかから選択できる麺が、実にインプレッシブ。おすすめは、店主の修業先のひとつである「讃岐うどんいわい」に特注した中太麺。スープの中を悠々と泳ぐサマは、まるでうどんのようだ。
こちらは「油そば」の超極太自家製麺。
ともに、「麺の時代」である今を体現した逸品。是非足を運び、ラーメンにおける麵のポテンシャルを肌身で感じてもらいたい。
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