「BODY CHANGER」とは…… ダイエットに欠かせないのが「食事管理」だ。
人間の体は「食べた物でできている」とも言えるくらい、食事はダイエットするうえで外せないポイントになる。特に30代を過ぎると代謝も落ち、痩せづらくなるのも現実だ。
今回は、ー12.4kgのダイエットに成功した美容系YouTuber・SHOHEIさんに、自身のダイエット体験で得た教訓を語ってもらった。
話を聞いたのはこの人! SHOHEI●1年で70.2kgから57.8kgまで体重を落とし、-12.4kgのダイエットに成功した美容系YouTuber。身長175cm。“筋肉博士”こと山本義徳氏の著書「かっこいいカラダをつくる筋トレ講座」(ベースボール・マガジン社)にフィットネスモデルとして出演するほか、さまざまなメディアに登場。近年では、美容専門学校でのセミナーやSNSウェビナーなど活動の幅を広げている。YouTubeの登録者は、22万人越え(2024年2月時点)。
炭水化物は「そば粉メイン」のそばで摂取
――まずは、SHOHEIさんがダイエットを決意したきっかけを教えてください。 きっかけは、社会人1~2年目までさかのぼります。美容師のアシスタント時代、仕事がハードなこともあり、まともな食事がとれていませんでした。
朝から夜までちゃんとした食事をせず、仕事が終わった深夜に同期とよく家系ラーメンを食べにいったり、お菓子や菓子パンで済ませたりすることが多かったんです。
そんな生活をしていると、美容師の先輩から「ちょっと丸くなったね」と言われたり、当時から平行して活動していたYouTube配信でも、「めちゃくちゃ太ったね」とか「学生のときより劣化した」というコメントが増えてきたんですよね。
ヘアスタイルや美容をレクチャーする者として、自分自身が劣化した姿を見せると説得力に欠けると思い、ダイエットを決意しました。
体重70kgの頃のSHOHEIさん(画像:本人提供)。
――ダイエット中はどんな食事内容を意識していましたか? 当時は栄養の知識がまったくなかったので、筋トレ系YouTuberの動画を参考に、ダイエット飯を考えました。
最初は肉や魚などタンパク質が多めの食事を摂るようにして、途中からは脂の少ない食事内容にシフトチェンジしました。
脂も摂りすぎると肥満につながるので、少しずつ脂を摂らないように心がけてましたね。
――いきなり食事制限をかけるのは辛いことですよね。具体的にどんなものを食べるようにしてきたんですか? 1食あたりの脂質は、卵や納豆に含まれる脂質量までに抑えつつ、炭水化物(玄米・そばなど)が170~200g、タンパク質は牛の赤身肉や鶏むね肉、白身魚を中心に摂るようにしました。
炭水化物は白系(お米・うどん)ではなく茶系(玄米・そば)のものを食べていて、特にそば粉がメインのそばを食べていました。そば粉はGI値が低く脂肪になりづらいので、ダイエット飯に適しています。
――炭水化物は茶色系がいいんですね。他のダイエット法は試しましたか? 炭水化物をまったく摂らない「ケトジェニックダイエット」も一時期やってみたことがあります。炭水化物を極限まで減らし、代わりに脂質やタンパク質の摂取量を増やすダイエット法です。
効果を早く感じられたのですが、デメリットもありました。
たとえば、炭水化物を多く摂りがちな飲み会や外食を避けなければいけないので、友達付き合いが悪くなって、ご飯に誘われる頻度が減っていきました。食費も意外とかさみましたね。
あと、糖質をかなり制限するので、頭の回転が鈍くなったり、寝起きの状態が続くような感覚になるのも辛かったです。
「経済的に余裕があって、友人とのご飯や飲み会を絶ってでも短期間で痩せたい」という強い意思のある方は試してみると良いかもしれません。
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