どこを走っても認められる「ラングラー」という個性
外遊び最強のクルマ「ラングラー」。では、街ではどうか。見た目は武骨なSUVではあるが、ご覧のとおり都会にもしっくりと馴染んでしまう。
この理由をアレコレ考えたところ……ひとつの結論に到達した。それは「ラングラーがラングラーだから」である。
煙に巻こうというのではない。例えるならロバート・デ・ニーロはサスペンスを演じてもコメディを演じてもデ・ニーロ。大谷翔平はエンゼルスでプレーしてもドジャースでプレーしても大谷翔平、ってことだ。ハリウッド俳優とか、MLBプレーヤーというジャンルを超越しているのである。
「ラングラー」も同様。クロスカントリーやSUVといった枠を超えた唯一無二の存在なのである。
海でも山でも街でも、どこを走っていても、誰もが無条件に納得するのだ。「ああ、ラングラーだな。さすが、格好いいな」と。
ではなぜ「ラングラー」ばかりが揺るぎない個性を獲得し得たのか。それを突き詰めれば、やはり歴史に突き当たる。
ジープというブランドが誕生した1941年以来、長い年月をかけて獲得した個性なのだ。
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