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2023.12.14

ライフ

“色の魔術師”な看板娘が、現場に通いながら高級建売住宅をデザインしていた


「弊社の看板娘」とは……

建売住宅は量産型でデザインも画一的という印象がある。

しかし、今回訪れたのはそんなイメージを覆すべく奮闘する企業、アイネスト(I-NEST)だ。

目黒区内のこちらのビルにオフィスが入っている。

目黒区内のビルにオフィスが入っている。

【写真20点】「色の魔術師」と呼ばれる看板娘を、写真でチェック
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エレベーターで15階に上がり、フロアを覗くとーー。

看板娘、発見。

看板娘、発見。


さっそく、ご登場いただきましょう。

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。

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こちらは、企画開発部で建物の企画・設計を担当する増田さん。東大阪市で生まれ、その後、和歌山市、大津市で暮らす。

「小さい頃は『101匹わんちゃん』に出てくるローリーが大好きでしたが、ある時、そのぬいぐるみをなくしてしまったんです。あまりにも私が泣くので祖母が2代目のローリーを買ってくれました」。

初代のローリーはもともと白かったが、触りすぎてグレーがかっている。

初代のローリーはもともと白かったが、触りすぎてグレーがかっている。


やがて、家族は川崎市に引っ越し、増田さんは横浜市内にある中高一貫の女子校に通い始めた。

「実は、母がインテリアコーディネイターだったので、小学校の頃から家にあるパース図とかに興味を持っていたんです。建築という分野に強く惹かれて、小学校の卒業文集には『将来は建築家になる』と書きました」。
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高校卒業後は都内の私立大学に進学、デザイン工学部建築学科で建築の基礎を学んだ。ゼミでも課題が大量に出るので、それをこなすのが大変だったそうだ。

建築学科の授業講評風景。

建築学科の授業講評風景。


「ゼミではキャンパスの近くにある『CANAL CAFE』で水上コンサートの運営などにも携わりました。ポスターを大学の近くのお店にポスティングしたり、当日は来場者のアテンドをしたり。周辺地域の方々も来てくれて楽しかったですね」。

ボーダーのTシャツはスタッフユニフォームとして揃えたもの。

ボーダーのTシャツはスタッフユニフォームとして揃えたもの。


卒業制作の建築模型も見せてもらったが、これがなかなかかっこいい。仏教離れの昨今、人を呼び寄せる寺院建築というテーマで制作したという。

実際に存在する敷地で設計をしたので、既存の墓は残す形を取った。

実際に存在する敷地で設計をしたので、既存の墓は残す形を取った。

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