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機能美を体現した“和製クロノグラフ”

「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ SBEC021」。“パンダクロノ”として知られた名機、1972年のクロノグラフの配色を継承し、横三つ目型にモダナイズして審美性を高めたクロノグラフ。自社一貫製造のムーブメント「Cal.8R48」を搭載。自動巻き、SSケース、42mm径。35万2000円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)

「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ SBEC021」。“パンダクロノ”として知られた名機、1972年のクロノグラフの配色を継承し、横三つ目型にモダナイズして審美性を高めたクロノグラフ。自社一貫製造のムーブメント「Cal.8R48」を搭載。自動巻き、SSケース、42mm径。35万2000円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)


次に着けたのは、クロノグラフ「スピードタイマー メカニカルクロノグラフ SBEC021」だ。

1969年に計測誤差のない垂直クラッチ式を採用した世界初の自動巻きクロノグラフを生んだセイコー。その上位版として1972年に発売されたモデルのデザインを継承したツートーンカラー、すなわち“パンダダイヤル”の説明をすると、「なるほど、クラシック好きの自分にもしっくりくるわけですね」との返答。



「モノトーンのシックな雰囲気は都会的だと感じます。お洒落をするときのアイテムとしても活躍しそう」と、好印象の模様だ。

日本生まれ、英国育ち、母親が日本人というルーツのマックスさんは、「中身はほとんど日本人」だという。



「日本のプロダクトは、世界的に見てもトップレベルのクオリティで人気です。英国で育ち、世界を回った自分としても、それは肌身で感じてきました」。



1969年の世界初の垂直クラッチ式クロノグラフ「1969スピードタイマー」をその名の由来とする本作は、1972年発売のモデルが確立した流線形のケースやエレガントな多列ブレスレットを継承。



ホワイトシルバーのダイヤルにブルーグレーのサブダイヤル、そしてオレンジの指示針を採用したノスタルジックな配色が魅力だ。



先端を曲げたクロノグラフ針や、積算機能と計時機能のインジケーターの仕上げを分けるなど、判読性や視認性の向上をこのデザインで表現。マックスさんが語る「機能美」の条件をしっかりと満たしている。
5/5

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