挑戦・進化を重ね「可能性を切り拓く」ダイバーズ
「マリンマスター 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBEN007」。1965年に誕生した国産初のダイバーズウォッチに範を取り、現代的に仕上げた一本。ダイバーズウォッチ用に新開発した、薄型で高い耐衝撃性を有する「Cal.6L37」を搭載し、セイコーの現行機械式ダイバーズウォッチとして最薄の12.3mmに仕上げた。自動巻き、SSケース、39.5mm径。42万9000円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)
最初に着けてもらったのが、ダイバーズウォッチ「マリンマスター 1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBEN007」。
打ち寄せる波を表現したダイヤルやセイコーダイバーズウォッチ史上初となるシースルーバック仕様の裏蓋といった外装の美しさ。加えて、国産初となるダイバーズウォッチを生み出したセイコーらしい高い堅牢性を極限まで突き詰めた一本だ。
「腕時計は、数少ない装飾品のひとつ」と語るマックスさん。基本的にジュエリーやアクセサリー類を身に着けないなかで、腕時計には装飾的な意味を感じているという。
「このモデルのように凝ったダイヤルデザインから日本の自然の魅力を感じる人も少なくないはず。特にベゼルやダイヤルのブルーが美しいですね」。
セイコーのダイバーズといえば、1965年に国産初の150m防水時計が誕生して以来、そのクオリティには、絶大な信頼が寄せられてきた。
南極地域観測隊の装備品としての寄贈や、冒険家、植村直己さんも愛用した“植村ダイバー”など、その信頼に応えるために挑戦を重ね、進化を遂げた歴史がある。
「タフな環境にも耐えうるダイバーズウォッチは、海での使用のために視認性を高めた機能美を宿すデザイン。タフでシンプルなのが格好いいですし、薄型で腕にも良くフィットします」。
近年は、こうした実力派時計にさらなる外装的進化を施して、自然への想いをロマンとともに表現することも、セイコーの強みとなっている。
同じく、起業家として挑戦と進化を惜しまないマックスさんは、その必要性を語る。
「必要なのは前向きさと謙虚さ。新たなビジネスや市場を構築することは、必ずしも安泰ではありません。それにはポジティブであり続けることが重要。そのマインドでこの事業に“挑戦”し、自らの可能性を広げています」。
これまで歩んできたセイコーダイバーズの歴史もまたチャレンジの歴史そのもの。自らのキャリアを賭して起業したマックスさんとも重なる部分は多いのだ。
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