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2024.01.03

ファッション

【プレゼント】現役最強のニューバランス博士に質問攻め!履き心地No.1モデルは? 来年の注目作は?


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“定番”と呼ばれるブランドに、100のQuestionを投げかける本連載。初回に訪れたのはお馴染みの「ニューバランス」だ。

前編に続き、元日本テレビアナウンサーの佐藤義朗さんを質問役に迎え、Q51からリスタート! 

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質問役は……
佐藤義朗さん●元日本テレビアナウンサー。現在はブランド事業を展開する会社「日本用品株式会社」の経営者としても活躍。趣味は、アルペンスキー、サーフィン、ショッピングなど。インスタグラム(@yoshiaki_sato11)もチェック!

佐藤義朗さん●元日本テレビアナウンサー。現在はブランド事業を展開する会社「日本用品株式会社」の経営者としても活躍。趣味は、バックカントリースキー、登山、ゴルフ、サウナ、ショッピングなど。インスタグラム(@yoshiaki_sato11)もチェック!


回答してくれたのは……石井康平さん●ニューバランスの識者が揃ったクイズ大会で優勝経験を持つ、日本でいちばんニューバランスに詳しい(かもしれない)人。  

石井康平さん●ニューバランスの識者が揃ったクイズ大会で優勝経験を持つ、日本でいちばんニューバランスに詳しい(かもしれない)人。

お気に入りの一足を大切に履き続けるためには?



Q51. ニューバランスはカスタマイズできる?
残念ながら現在は行っていません。しかし、コロナ禍以前までは「NB1」というサービス名でカスタマイズを行っていて、大変好評いただいていました。

Q52. ウィズ(足囲)を選択できるようになったのはいつから?
1960年代に出てきた「トラックスター」というシューズが始まりといわれています。

Q53. ニューバランスのフィッティングのポイントは?
踵部分から甲周りにかけての固定をしっかり行って、つま先部分に余裕を持たせることがポイントです。

踵は着地のときに不安定になりがちなので、安定させるために硬いヒールを搭載しています。一方、つま先部分のゆとりは、ウォーキングやランニングの推進力に繋がります。

Q54. オススメの紐の結び方は?
日本のニューバランスでは、外側から内側へ紐を通す「オーバーラップ」をオススメしています。

「世界では内側から外側に紐を通すのが一般的なので、納品時には私たちがオススメする通し方と逆になっていることもあるのですが、オーバーラップの方が甲周りを固定しやすいでしょう」と石井さん。

「世界では内側から外側に紐を通すのが一般的なので、納品時には私たちがオススメする通し方と逆になっていることもあるのですが、オーバーラップの方が甲周りを固定しやすいでしょう」と石井さん。


上部にある“はと目”の下のシューホールまでしか紐を通さずに結んでしまう方もいますが、その結び方だと踵が上下して中の生地が破れやすくなったり、踵がすり減ってシューズの耐久力が下がってしまいます。

フィット感も落ちてしまうので、必ず“はと目”部分まで紐を通して着用してください。

「 “はと目”部分は2カ所あるうちのどちらかを任意で使ってください。踵がゆるいと感じたら奥の“はと目”を使うのが良いでしょう」

「“はと目”部分は2カ所あるうちのどちらかを使ってください」。


Q55. ニューバランスの手入れのコツは?
ニューバランスのシューズではスエード素材を採用しているものが非常に多いので、丈夫で色鮮やかな一方、どうしても栄養が飛んで色が褪せてしまうんです。

ただ、この点に関してはしっかり保湿やトリートメントをすることできれいな色味をキープすることができます。

スエードであればリキッドタイプで無色のものから着色できるものまで、メーカーによって様々に用意しておりますので、購入後のお手入れを履き始めの段階で行っていただければと思います。その際は無色のものを採用するのが無難です。

スムースレザーも取り扱いとしてはありますので、その際はソフトレザー用の、乳液くらいサラッとしたクリームがオススメです。ミンクオイルのような油分の多いクリームは革が柔らかくなりすぎてしまうので避けましょう。



汚れを防ぐなら防水スプレーを使うのも1つの手です。フッ素を使ってコーティングするタイプは水や汚れを弾きやすく、即効性も高いものが多いですが、防水効果が長く続かないというマイナス面も。

お手入れを楽にしたい場合は水溶性でコーティングが長期間持つようなアイテムを使うのが良いかと思います。また、日ごろから余分な湿気を寄せ付けないことも重要です。

Q56. 石井さんがニューバランスを長く履くために気を付けていることは?
シューズを脱ぎ履きするときに、しっかりと紐をほどいて緩めています。

だいたいNロゴの真ん中、シューホールでいうと上から3つ目くらいまで緩めると大きくシュータンが開くので、踵の部分を傷めずに足をシューズから抜くことができます。




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