上下フリースでも“部屋着”に見えないコーデ術
ーー今回は、得意のサーフスタイルですね。 「カラダを動かすことも大事だし、自分らしい格好でいることも大事!」。
ーー種さんがいちばん自然体でいられるのが、サーフスタイルということですね。着心地のいいボアフリースのアウターに、重厚なフランネルの軍パンで大人っぽく……ですか? 「残念ながら少し違います。確かにトップスはフリース。そして、実はパンツもフリースなんです。軍モノデザインで、しっかりとしたフランネルに見えるのは、“狙い”です」。
ーーフリースは楽だからヘビロテしてしまいますが、いざ“上下でフリース”となると、結構難しい。でもこれなら簡単にキマる。 「そのとおり、フリース上下でも“部屋着おじさん”に見えないコーディネイトということ。CGS(カリフォルニア ジェネラル ストア)のアウターは、バンダナ風のペイズリー柄。
ルーズなシルエットなので、エイチ ビューティ&ユースによるフリースの軍パンと合わせて、我々世代にヒットする’90年代裏原スタイルに仕上げました」。
イタリア男が好む配色を種カジ流に解釈すると……
ーー茶色のコーデュロイを押し出したスタイリングは、かなり季節感を意識したような印象です。 「実は、今回の主役はTシャツのネイビーなんです。僕にとっての定番色ですが、このところ、黒やグレーに心が動かされていたので、久しぶりに着たくなったんです」。
ーーなるほど、ネイビーを引き立たせる名脇役として選んだのが、ブラウンだと。 「ネイビーは、ワントーンや黒で合わせるのが僕の好みでしたが、今回はブラウンのセットアップを。素材はコーデュロイを選ぶことで、大人らしさと季節感も高まります」。
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