ガス缶とバーナーのメーカーを揃えるべき理由
同じOD缶でも、使うガスの種類や配合比はメーカーでさまざま。
さらに同じOD缶でも、メーカーごとにガスの配合比は微妙に異なる。その理由は、各社、自社のバーナーがもっとも性能を発揮しやすいようにガスの配合比を設定しているからだ。
「ガス検定」と呼ばれる製品試験をクリアするために、接続部分の形状はほぼ同じで互換性が一応あるので、他社のガス缶も使えなくはない。しかし、バーナーの性能を100%発揮したければ、バーナーとガス缶のブランドは揃えるに越したことはない。
ガス缶とバーナーのメーカーを揃えないと、設計が違うのでガス漏れの可能性もゼロとは言えない。残ったガスを他の缶に移せるアダプターなども、海外製のものなど一部存在するが、基本は“混ぜるな危険”だ。
他社のガス缶を組み合わせた際の故障や事故には各社対応していないので、どうしても使う場合は自己責任となる。お気をつけあれ。
ガス缶の形状は一見同じようで、微妙に違ったりする。
ちなみに、同じサイズ設定のOD缶でも並べて比べてみると、微妙に数mmサイズが違ったりする。「所詮、数mmだろ」とあなどっていると、スタッキングした時に微妙にフタが浮いてしまったり、収まりが悪いことがあるので要注意。
以前の記事で、OD缶はスタッキングしやすく、収納効率が高いというメリットを紹介したが、スタッキングの収まりの良さにこだわるのであれば、新たにバーナーを買うときに愛用しているクッカーを持って行き、ガス缶とバーナーを試しに収めてみるといい。
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