愛犬家にうれしいドッグフレンドリーな設計

カングー最大の特徴が観音開きのダブルバックドアと先述した大容量のラゲッジスペースだ。これが愛犬家にとっては実に使い勝手がいい。

先代から継承されるダブルバックドアは、開口部が大きく開くことで楽に荷物の積み下ろしができるし、四角い箱のような荷室はデッドスペースがなく、60cmの大型犬用ケージもすっきり収まる。



また、片開きにすれば“愛犬の飛び出し”を防ぐことができ、予測不能なペットの危険な行動を防げるのは飼い主にとってはありがたいだろう。



観音開きのダブルバックドアはヒンジをリリースすれば最大180度まで開き、荷物の出し入れがよりしやすくなる。

もうひとつ、愛犬家にとって大きなポイントとなるのが、60cmと低く設定された床高。こちらも荷物の積み下ろしのしやすさに貢献してくれるのと同時に、犬の乗り降りも楽、と愛犬家から好評だ。



もちろん、これらは愛犬家のために設計されたわけではないが、使い勝手を考え抜いた結果、犬にとっても心地いい仕様となったわけだ。

この度のモデルチェンジでは、遮音・吸音材が追加され、先代と比べ8dBも静かになった走行中の車内空間。ディーゼルとは思えない静粛性に、ここでも音に敏感な犬のストレス軽減に貢献しているのだ。