デジタル技術と車の融合
日産「ハイパーパンク」。
上に向かってガバッと開くドアを備えた、コンパクトSUVのコンセプトカー「ハイパーパンク」。カクカクとした多角形で表現された特徴的なデザインは“クルマとデジタルの融合”を表現したのだという。
“クルマとデジタルの融合”とは、例えばヘッドレストに組み込まれたセンサーによって、ドライバーの健康状態をスキャン。そこからAIがドライバーの気分を解析し、その時の気分にあった照明に調整したり、スピーカーから最適な音楽を流したりしてくれる、というもの。
まあ、そういった機能も欲しいけれど、やっぱり「上にドアが開くSUV」って新鮮で格好いい。街乗りにもピッタリサイズだし、これでスーパーやコンビニへ行ったら注目度マックスだろう。
今のところテスラのモデルXくらいしか選択肢がないから、日産さん、やっちゃってください!
三菱本気のデリカ次期モデル!?
三菱「D:X Concept」。ヤマハと共同開発した新世代のオーディオシステムが搭載される。
“未来のデリカ”として三菱が提案したのが「D:X Concept」。
世界で初めてBEV(i-MiEV)の量産化に成功したメーカーであり、現在もBEV(eKクロスEV)を販売している同社だけに、未来のデリカもBEVか?と思いきや、こちらはPHEVを採用しているという。
長距離を走るならBEVよりPHEVという現実的な選択は、D:X Conceptが単なるコンセプトカーではなく、本気で次期デリカD:5を想定している証では!?
ともあれ、フロントの先端までシースルーだなんて、周囲を眺めながら移動したい未来の冒険家たちの心をくすぐるデザインだ。しかもすべてのシートが上下できるので、背の低い子供だって「今、ボクは荒野を踏みしめながら走っているんだ!」という実感が湧くに違いない。
音声だけで目的地までのルート情報や天候情報などを教えてくれるAIコンシェルジュ機能も備わるので、まるで動く冒険の司令室みたい。
これには家族みんなの冒険心をくすぐるに違いない。そんな冒険家一家の楽しいひとときをサポートしてくれるD:X Concept。見た目にどこか数代前のデリカを思わせるのも、我々世代がグッときてしまう理由かもしれない。