▶︎すべての写真を見る フラッシュバック。若い日の面影が残る渋谷で、今季のルイ・ヴィトンに身を委ねる。
情熱的で躍動的なそのクリエイションは忘れがたき青春の衝動に似て、根っこの部分から感性を揺さぶる。
Back to Basics
ジャケット88万円[予価]、Tシャツ参考商品、パンツ26万700円、スニーカー19万5800円、イヤホン22万9900円、リング6万1600円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854
シボの美しい柔らかなレザーと、軽快なナイロン素材のコンビネーション。奥ゆかしさと青々しさの二律背反を匂わすスタジャンが、芯のある大人に寄り添う。
右袖のワッペンは、メゾンの創業年「1854」をタギング風にアレンジ。的を射た遊びに、心まで撃ち抜かれるかのようだ。
無我夢中で“好き”を掘り起したあの頃から、もう何年経っただろうか。「モノグラム」が輝くイヤホンからは、当時と変わらない音が聴こえてくる。
パーカ158万9500円[予価]、Tシャツ10万100円、デニム参考商品、ウォレットチェーン7万8100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854
変わりゆく街並み。どれほど再開発が進んでも、渋谷の奥底からはルードな一面が覗く。そして、さまざまなカルチャーが生まれ、混ざり合う。
多様性という点では、このジャケットの魅力も同じ。リバーシブルの両A面仕様だ。レザーボディの左裾にはブランド名が筆記体で刺繍され、もう片側のシアリングには随所に「モノグラム」のモチーフがちりばめられた。
合わせたのはTシャツ、そして程良く色落ちしたブルーデニム。美しいフレアシルエットが今、再び新鮮。
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