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2023.11.12

ファッション

忘れがたき青春の日々を思い出させてくれる「ルイ・ヴィトン」と渋谷


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フラッシュバック。若い日の面影が残る渋谷で、今季のルイ・ヴィトンに身を委ねる。

情熱的で躍動的なそのクリエイションは忘れがたき青春の衝動に似て、根っこの部分から感性を揺さぶる。

Back to Basics

ジャケット88万円[予価]、Tシャツ参考商品、パンツ26万700円、スニーカー19万5800円、イヤホン22万9900円、リング6万1600円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854

ジャケット88万円[予価]、Tシャツ参考商品、パンツ26万700円、スニーカー19万5800円、イヤホン22万9900円、リング6万1600円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854


シボの美しい柔らかなレザーと、軽快なナイロン素材のコンビネーション。奥ゆかしさと青々しさの二律背反を匂わすスタジャンが、芯のある大人に寄り添う。

右袖のワッペンは、メゾンの創業年「1854」をタギング風にアレンジ。的を射た遊びに、心まで撃ち抜かれるかのようだ。
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無我夢中で“好き”を掘り起したあの頃から、もう何年経っただろうか。「モノグラム」が輝くイヤホンからは、当時と変わらない音が聴こえてくる。


パーカ158万9500円[予価]、Tシャツ10万100円、デニム参考商品、ウォレットチェーン7万8100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854

パーカ158万9500円[予価]、Tシャツ10万100円、デニム参考商品、ウォレットチェーン7万8100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854


変わりゆく街並み。どれほど再開発が進んでも、渋谷の奥底からはルードな一面が覗く。そして、さまざまなカルチャーが生まれ、混ざり合う。

多様性という点では、このジャケットの魅力も同じ。リバーシブルの両A面仕様だ。レザーボディの左裾にはブランド名が筆記体で刺繍され、もう片側のシアリングには随所に「モノグラム」のモチーフがちりばめられた。

合わせたのはTシャツ、そして程良く色落ちしたブルーデニム。美しいフレアシルエットが今、再び新鮮。
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バッグ37万8400円、パーカ158万9500円[予価]、Tシャツ10万100円、デニム参考商品/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854

バッグ37万8400円、パーカ158万9500円[予価]、Tシャツ10万100円、デニム参考商品/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854


16歳のルイ・ヴィトンが2年間をかけた、徒歩でパリを目指す旅。そこからメゾンの物語は始まった。以来、旅にまつわる多彩なアートピースを発表。

なかでも1930年誕生の「キーポル・バンドリエール」は、とりわけアイコニックなトラベルバッグ。キーポル(=Keep all)の名に相応しく、軽量でありながら驚きの収納力を誇る。

お馴染みの「モノグラム」が躍るカーフレザーのダイナミクスも、あの頃のまま。永遠のベーシックだ。


ジャケット81万9500円、パンツ26万1800円[ともに予価]、Tシャツ10万100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854

ジャケット81万9500円、パンツ26万1800円[ともに予価]、Tシャツ10万100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854


境界線の歪んだバイカラーで、ゆらゆらと燃え動く炎をイメージ。しっかりとした厚みのあるベルベット調の生地には「モノグラム」が型押しされ、タフネスとエレガンスが同居する。
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徹底的に大胆、一方でどこか親近感が湧く。それは、腕元などに施されたダーティな加工の恩恵かも。となればダック地のワークパンツとともに、ユーズドライクなコーディネイトで。

ベーシックのなかで光るオリジナリティ。その重要性を再認識。


シャツ29万9200円、パンツ23万3200円[ともに予価]、Tシャツ参考商品、スニーカー14万800円、バッグ37万9500円、リング6万1600円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854

シャツ29万9200円、パンツ23万3200円[ともに予価]、Tシャツ参考商品、スニーカー14万800円、バッグ37万9500円、リング6万1600円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854


ウール素材で仕立てられた快適なセットアップに、由緒正しきダミエ・パターンをオン。世界初の商標登録デザインが今作ではラフな織り柄で表現され、天衣無縫な懐の深さを感じさせる。

セットアップ同様に美しく青い、コンパクトなバッグ「キーポル・バンドリエール 25」を肩にぶら下げて。

終わらせたくない道草へ、まずは腹ごしらえだ。
この記事は、オーシャンズ12月号のほんの一部。すべての特集は本誌でチェック!

清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング AMANO=ヘアメイク 増山直樹=文 マンハッタンレコード、タワーレコード渋谷店、プロップスストア アネックス、とりかつチキン=撮影協力

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