OCEANS

SHARE

モダンデザインと選べるハイブリッドで時代性にマッチ

「クラウン=おじさんの車」はもう古い認識だ。最大の変化ともいえるデザイン性について深掘りしたい。



歴史的に見ても、常に革新を続けてきたクラウンらしく、あえてセダンというアプローチもリセットして、まっさらなところから開発を始めたという点には、伝統に安住しないチャレンジングな姿勢が見受けられる。



そうした挑戦から生まれたSUVスタイルだが、こと「クラウン スポーツ」においては、リアフェンダーの張り出しに見るリアビューが最大のデザインポイント。



このプレスに関しても技術部が試行錯誤をして、スケッチ画と違わぬ成形をしたという点にも“トヨタ魂”のようなプライドが感じられる。



シリーズでは全長がいちばん短く、ホイールベースと前後オーバーハングも最小限となっており、取り回しやすさにも通じている。

サイドから見るシルエットもトップからリアにかけての流線形シルエットが、新型クラウンの“らしさ”を表しているといえよう。



また、大径21インチのタイヤもこのクルマの象徴。フェンダーやロードクリアランスなどと相まって、たくましさをも表現している。

時代における先端性への注力は、デザイン分野だけではない。

パワートレインとして、HEV(ハイブリッド車)と今後登場予定のPHEV(プラグインハイブリッド車)の2種類を用意。



HEVは、プラグイン環境のインフラが十分とはいえない我が国の実情も鑑みた2.5Lのシリーズパラレルハイブリッドシステムで、中速から高速域でのダイレクトな加速感を実現し、燃費性能や静粛性にも貢献。

次世代のクラウンらしいパワートレインのチョイスも、多様性に応じた「あなたのフラッグシップ」たる所以だろう。
4/4

次の記事を読み込んでいます。