OCEANS

SHARE

海がいろいろな人とつないでくれる



自分の芯はサーフィンにある。その言葉通り、どんな話をしていても平原さんの答えはいつもおのずとサーフィンに戻ってくる。朝起きて、波があれば友達とサーフィンに行き、みんなでお昼を食べて、また海へと戻る。サーフィン後のビールほどうまいものはないし、サーフムービーを見るだけで気持ちいい気分になる。平原さんの生活はいつでも海を中心に回り続けていく。

「海ってすごいですよね」。そう言って、平原さんは少年のように目を輝かせる。

「この年になって思うんです。サーフィンをやっていなかったら、地元に友達はいなかっただろうな、サーファーの先輩に人生のアドバイスをもらうこともなかったなって。だって、例えば子供が公園で遊んでいても、大人と関わる機会ってないじゃないですか。それがサーフィンだったら、大人も若者も子供も一緒に遊べて、一瞬で仲良くなれる。僕のとってサーフィンは仕事であり、ライフスタイルであり、生きがい。だからそれを手放すことはできないし、周りにもこの気持ち良さを還元していきたいと思っています」。

平原颯馬が2024年に挑戦したいこと!


横山泰介=写真 林田順子=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。