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今も高まるサーフィンへのモチベーション



8歳からサーフィンを始め、15歳でプロになった平原さんは、都内の通信制高校へと進学。これが人生の転機になったと言う。

「プロサーファーとしての活動を考えて、芸能スポーツコースを選んだのですが、地元でそんな選択をしたのは僕ひとりだけ。ところが高校に入ったら、自分と同じ歳でもっとすごい人がいっぱいいて。好きなことに打ち込むために中学にほとんど行ってなかったり、サッカーに打ち込むために通信制を選んでいたり。そんな人たちがいるなんて聞いたこともなかった。『こいつらマジもんだ、こいつらに負けたくない』と思ったことを覚えています」。

高校の3年間といえば、成長曲線の真っ只中、だが、人よりも上を目指すのであれば、並大抵でない努力が必要となる。

「みんなそれをわかっていて、周りと比べることで自分のモチベーションを高めていたところがありました。僕もサーフィン以外のライバルが増えたことで『もっと頑張ろう』と思えたし、違う世界にも目を向けることができた。芸能活動をスタートしたのも、いろいろな友達との会話の中で、サーフィン以外でも自分を表現したいと思ったから。今の自分があるのはあの学校に行ったからこそですね」。

長くサーフィン中心の生活を送ってきたが、なんと「今が一番サーフィンが楽しい」という平原さん。



そのきっかけはサーフィンの認知拡大と若手育成を目的とした「KNOT online contest」で“いいね賞”を勝ち取り、昨年メキシコへの優勝ツアーに参加したことだった。


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