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1にも2にも減量が欠かせない


 
――検査で睡眠時無呼吸症候群だと判明したら、どのような治療を行いますか?

一般的なのは「CPAP(シーパップ)」呼ばれる治療法で、専用の装置を使って気道に空気を送り続けて閉塞を防ぐというものです。無呼吸状態を防ぐことができるので、非常に効果的ではありますが、根本的な治療としてのダイエットも欠かせません。

とはいえ簡単に痩せられない人も多いので、CPAPを利用しながら減量を進めていくのが現実的なところかと思います。CPAPは、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数が40回以上で保険適用となります。

3割負担での自己負担額は、診察費やCPAPのレンタル料など含めて、1カ月あたり約5000円が目安です。

――今回の記事を読んで「睡眠時無呼吸症候群かも」と思った方はどうすればよいでしょうか?

睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状がない方も含めて全国に1000万人以上の患者さんがいると言われていますが、一人暮らしだと、ご自身のいびきにもなかなか気付けないと思います。

それだけに、日中の眠気などにお悩みで、かつ肥満や喫煙などのリスクをひとつでもお持ちの方は、一度病院で相談していただくことをおすすめします。


日中に強烈な眠気に襲われたり、起床後に頭痛を感じたりする場合、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性も視野に入れて早めの対策を打っておこう。

アントレース・森祐一(インパクト)=取材・文

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