「たのしい睡眠」とは…寝ている間に、無意識にかいてしまういびき。スポーツチームがシーズン開幕前に行う合宿では「いびき部屋」なるモノが用意され、いびきをかく選手同士が相部屋にさせられることもあるという。知らぬ間に周りに迷惑をかけているから厄介だ。
この話、オーシャンズ世代にも、決して他人事とは言えないようである。
ある企業が行なった調査によれば、20代は同じ寝室で夜を過ごしていた夫婦も、30代、40代と年齢を重ねるにつれ、寝室を別にする比率が増えるというのだ。理由はいろいろだろうが、「いびき」だという家庭もあるだろう。
いびきは熟睡の証拠、ではない。「睡眠時の呼吸に抵抗が起きているのがいびきです。だから、いびきをかいていたらよく眠れるわけがないですよ。なぜか日本では騒音問題みたいに思われていますが健康問題ですからね」と話すのは、パーソナルトレーナーとして活躍し、呼吸動作にも詳しい栗田興司さん。
いびきは立派な健康問題にもかかわらず、「うるさい!」と別部屋に追いやられるなんて、ひどい仕打ちじゃないか……。そんなツラい境遇を味わっている諸兄に、面白いいびき対策を紹介しよう。
それが、鼻腔挿入デバイス「ナステント」だ。
機能は単純明快。シリコン製チューブを鼻の中に入れることによって、気道を確保するのだ。
ハイテク時代の今、あまりにもローテクな構造に驚かされるが、このチューブがいびき防止に効果的のようだ。
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