当記事は「Forbes JAPAN」の提供記事です。元記事はこちら。 ブランドのアイコンである“シグネチャーストライプ”にフォーカスしたポップアップイベント『ポール・スミス ストライプを紐解く – STRIPE, UNFOLDED』(東京・原宿 BANK GALLERY/10月5日 - 15日*イベントは終了済)開催に合わせて来日したサー・ポール・スミス。ファッション界の重鎮であるポール・スミスが、近年注力するスーツについて語った。
スーツ発祥の国イギリスを代表するファッションデザイナーとして、半世紀以上もスーツと向き合ってきた氏の言葉からは、いま私たちはどうスーツと向き合うべきかが見えてくる──。
現在世界中でメンズのテーラードスーツ市場が活況を呈している。ようやくコロナ禍に収束の兆しが見え、人々が着飾って外出を楽しみはじめた影響とアナリストは分析するが、やはり久々に袖を通すスーツ。どんな一着を新調し、どう着こなすべきか、迷いどころでもある。
そんな現況を予期していたかのように、近年あらためてスーツに注力しているブランドが「ポール・スミス」だ。創業オーナー兼デザイナーのポール・スミスは、現在のスーツの動きをどう捉えているのだろうか。
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