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センスと気分を上げる“匿名ラグジュアリー”デニム



ワードローブの定番からインスピレーションを得た「ルイ・ヴィトン ステープルズ エディション」。ストレッチの利いたスリムフィットのブラックデニムもそのひとつだ。

脚を通せばわかる最高の素材と仕立て。ただ、それを誇示することなくスタイリングの1ピースとして多様なアイテムを受容し、スニーカーが映えるこちらのように引き立て役も買って出る。

より自由で幅広いコーディネイトを可能にしてくれる、実に贅沢で柔軟な名バイプレーヤーである。

シックに一発変換する“上品トップス”を



デニム最大の魅力、それは労働者のために生まれた唯一無二の武骨さだ。その雰囲気を活かすアメカジスタイルは鉄板だが、カシミヤニットなど品を感じる服との合わせもオススメ。

起毛感のある上質な素材によってコントラストが強調され、シックシンプルなワンツーコーデが完成する。

寒くなったらカシミヤコート×デニム、なんて装いも大人っぽいと思う。

シックシンプルに相応しい「ザ・ロウ」「ディースクエアード」



上質なファブリックがもたらす豊かな表情と、精緻な仕立てを追求するザ・ロウ。ジーンズの定形ともいえるウエストのパッチ&ヒップの飾りステッチがない点も、控えめでアノニマスな姿勢を体現する。

それは今季の新作、リラックスフィットの「ロス」でも健在。日本製セルビッジデニムを採用し、その風合いを活かしきるリンスウォッシュ、そしてはき込むほどに趣を増すエイジング。

ナチュールワインのごとく、地味深い素材をじっくりと堪能できる。



ブランドの核としてデニムを強く打ち出し、常にその最新や可能性を表現してきたディースクエアード。2023年秋冬はスリフトやヴィンテージショップをコンセプトに、改めてGジャンにもフォーカス。

デザイナーの名を冠した定番の「ダン ジーンジャケット」では、得意のテクニカルな加工やカスタマイズを封印した、主張控えめなリンスウォッシュが久々に登場。

長く着るにつれてカラダに馴染み、自分流に育てる醍醐味を再提示する。


4/4

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