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イタリアのバイクと日本のカルチャーを融合させる

構想段階で手描きをしてみたバイクのデザインパーツの一部。

構想段階で手描きをしてみたバイクのデザインパーツの一部。


――今回、新型スクランブラーをイメージしたデザイン製作をして頂いた感想を教えてください。(※名前は敬称略)

浅葉 実際に作り始めてみると、ヴィジュアル的にできることの振り幅が思っていた以上に広くて楽しいですね。

飯高 バイクラッピングのデザインもほぼ完成していますが、車だったたら少し派手過ぎるかなって感じるぐらい大胆にデザインできました。フリーダムを掲げる新型スクランブラーだからこそ、違和感なく自然に馴染んだなと思います。

石井 バイクってデザインできるパーツが限られていますよね。でも、その中でなんの制限もなく自由にデザインさせていただけたので、自分たちも“フルスロットル”でデザインを楽しめてるなって(笑)。

今回のデザインでは「デジタルな線だけじゃなく手書きの線を重ね、ディテールにまで表情をつけた」と石井さん。

今回のデザインでは「デジタルな線だけじゃなく手書きの線を重ね、ディテールにまで表情をつけた」と石井さん。


――デザインにあたって特に意識した部分はありますか?

浅葉 ドゥカティはイタリアのバイクブランドですが、今回は日本での企画なのであえて日本の伝統的なデザインやポップカルチャーなどと組み合わせられたらいいなって。

手書きの線や文字にも拘ったという飯高さん。

手書きの文字にも拘ったという飯高さん。


飯高 日本的なモチーフは多く取り入れましたね。カタカナで「ドゥカティスクランブラー」って文字を入れたり、松や日の丸の絵柄を入れてみたり。他にも、日本の陶器の絵付けのような線やグラデーションなども意識して描いています。細部の雰囲気にこだわりたくて、手書きで描き起こした部分もかなり多いです。

3人がデザインした、国内の新型スクランブラーキャンペーンロゴ。

3人がデザインした、国内の新型スクランブラーキャンペーンロゴ。


石井 ロゴにも使った「ドゥカティスクランブラー」というカタカナは、既存の書体じゃなくて、飯高が手書きしました。

まずひとりがデザインをし、そこに3人でブラッシュアップを加えながらひとつのデザインを作っていくスタイル。

まずひとりがデザインをし、そこに3人でブラッシュアップを加えながらひとつのデザインを作っていくスタイル。


飯高 漢字という案も考えたんですけど、ドゥカティをあて字にすると「慟迦亭」「怒迦帝」!?……だいぶ暴走族みたいな雰囲気の印象なので(笑)。手書きにするなら、やっぱりカタカナかなって。

待望の新世代として2代目へと進化を遂げた新型スクランブラーは空冷803ccのL型2気筒ツインエンジンを搭載。同一スペックの3つのキャラクターを設定し、左からスポーティ志向の「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーシリーズのベースとなる「アイコン(予価127万8000円〜)」、さらにスポークホイール採用の「ナイトシフト(予価147万5000円〜)」。

待望の新世代として2代目へと進化を遂げた新型スクランブラーは空冷803ccのL型2気筒ツインエンジンを搭載。同一スペックの3つのキャラクターを設定し、左からスポーティ志向の「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーシリーズのベースとなる「アイコン(予価127万8000円〜)」、さらにスポークホイール採用の「ナイトシフト(予価147万5000円〜)」。

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