経営者として最も大事なことは、人との信頼関係
高橋が代表を務める会社、アドサンクは、2008年に創業。今ほどSNSが世間に浸透していない頃からWeb専門の広告サービスを提供している。
「最初の数年間は業務内容を理解されないことが多かったですが、徐々に軌道に乗っていきました。それなりに苦労はしましたが、広告代理店の仕事は、誰かが作ったプラットフォームを借りて商売をしているだけなので、苦労なんてたかが知れています」。
そう謙遜するが、生き馬の目を抜くIT業界では起業をしても数年で倒産する会社も少なくなく、16年もの間会社を経営し続けることは誰にでもできることではない。
「周囲の人に恵まれていますね。ビジネスパートナーはもちろん、社員もそうですけど、やはり会社はひとりではできませんから。周囲の皆さんには本当に助けられてきたと思います。
そういう人たちに共通するのは信頼できるということ。これは業界に関係なく、どんな仕事をするうえでも大事なことだと思います」。
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