当記事は「FUTURE IS NOW」の提供記事です。元記事はこちら。 時間に「効率」を求めがちな一方で、アウトドアやキャンプなど「非効率」とも言えることが流行している昨今。人によってその価値観はさまざまですが、目利きたちは時間をどう捉えているのでしょうか。
今回ご登場いただくのは、メンバーの7割がZ世代の〈僕と私と株式会社〉のCEOであり、自身もZ世代として多くのメディアに出演する今瀧健登さん。
「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視するとも言われているZ世代の時間の価値観とは? そして経営者として忙しく過ごす今瀧さん自身の時間の使い方とは? 時間にまつわる12の質問を今瀧さんに投げかけます。
今瀧健登さん(いまたき・けんと)
〈僕と私と株式会社〉CEO。1997年大阪府生まれ。横浜国立大学教育人間科学部在学中に起業。2020年、大学卒業後に教育コンサルティング会社に就職。同年、企画会社「僕と私と」を設立し、Z世代向けのマーケティング事業を展開する。メンズも通えるネイルサロン「KANGOL NAIL」、食べられるお茶「咲茶」などを企画する。Z世代の代表として多数のメディアに出演。著書に『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』(クロスメディア・パブリッシング)。
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@k_hanarida Q1.どんなスケジュールで1日を過ごしていますか? 経営者ということもあって、平日も休日もそこまで変わりません。ただ、平日はオンラインのミーティングが、1日にだいたい15本以上はあります。朝8時に起きて数分後にはミーティングが始まって、仕事が終わるのは19時ごろ。そこから社内のメンバーや友人たちと飲みに行って、23時ごろに帰宅。そこからまた仕事を3〜4時までして、就寝するのは5時くらいですね。
ちゃんとした食事を取るのは、夜の1回のみ。それを2年以上やっています。食生活が破綻しているように見えるかもしれませんが、大学が家庭科だったこともあって、食べるものには結構こだわりがあります。添加物をなるべく避け、サプリやプロテインを取ることで栄養バランスを意識しています。
最近ジム通いも始めましたし、普段は効率的に筋肉量を増やすとされている早歩きで移動。不健康そうな生活をしているようで、実は健康をめちゃくちゃ意識しているんです。
Q2.大切にしている時間はなんですか? 大切にしている時間は、3つあります。1つ目は社内メンバーや友人と飲みに行くこと。それから2つ目が自然を見ること、3つ目が仕事です。特に飲みの時間は、何よりも優先順位が高いです。
一般的に経営者はいろいろな世代と交流を深めることが大事とされていますが、僕の場合は同世代と飲みに行くことが大多数。それは僕自身が愛想を振りまくのが苦手な性格というのもあるんですが、会社としても営業をしたことがないというのが理由の1つにあるかもしれません。
ご一緒したクライアントさんが別の会社さんを紹介してくださって、仕事自体は結構先まで埋まっているので、会食の必要性を今のところ感じていません。それに僕たちの会社はZ世代へのマーケティングを行っているので、同世代と飲むことはチェック作業にもなっていて。企画の草案を話した時の相手のリアクションがフィードバックになるんです。
とは言いましたが、僕が同世代と飲みに行く一番の理由は、自分のモチベーションになるからです。コミュニケーションこそが、モチベーションの源泉と言っていいくらい。今これだけ仕事をやれているのも、この飲みの時間があるからだと思います。
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