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2023.10.06

[10/25発表]BEAMSとドゥカティ新型「スクランブラー」が創る“次世代バイカースタイル”の正体


New Scrambler meet-up with Art & Fashion●アート好きも、ファッション好きも見逃せない“バイク”の話題がある。イタリアのバイクブランド、ドゥカティ(Ducati)の新型「スクランブラー(Scrambler)」だ。

元々1962年からドゥカティが生産していたスクランブラータイプのバイクを現代的に再構成して、2015年に復活した新生スクランブラーは登場から累計販売台数10万台を突破、世界中で一大ムーブメントを巻き起こした。

そして今回の新世代型スクランブラーが2023年10月、おそらく“世界初”の提案とともに日本に上陸する。

新型スクランブラーから得た“ファッション”のインスピレーション

「NEXT-GEN FREEDOM(次世代の自由)」をコンセプトに謳う、ドゥカティの新型スクランブラー。

前回はビームスの相田さんと小川さんのおふたりに、“次世代の自由”にふさわしい新時代のバイカーファッションのあり方をブレストして頂いた。

VMD部の部長。バイク、インテリア、植物、釣り、雑貨などあらゆる遊びに精通する趣味人の相田高史さん(左)。メンズカジュアルバイヤーであり、週末は積極的にバイクを愛でる、ツーリング好きの小川 涼さん(右)。

VMD部の部長。バイク、インテリア、植物、釣り、雑貨などあらゆる遊びに精通する趣味人の相田高史さん(左)。メンズカジュアルバイヤーであり、週末は積極的にバイクを愛でる、ツーリング好きの小川 涼さん(右)。


おふたりを推薦してくれたのは、世界中からさまざまな「モノ」や「体験」を、ビームススタッフ個人の目利きでキュレーションし、ストーリーとともにコンテンツを展開するプロジェクト「B印マーケット」だ。

そして今回、10月25日の新型「スクランブラー」発表に向けてふたりが模索する、新時代のバイクファッションの具体案について、ビームスの本社で話を聞いた。
―――あらためて、前回新型スクランブラーを見て頂いて印象に残った部分を教えてください。

小川(※名前は敬称略)新型スクランブラーに試乗させてもらった前回は、取り回しや足つきの良さとなど“多くの人にフィットする”バイクだなというのを実感しましたね。

相田 しかもバイクとしてのスタイリングの格好良さというか、見た目もピカイチだったね。XシェイプのLEDヘッドライトが洗練されてたし、次世代な液晶ディスプレイなど、10年ぶりに触れた最新バイクの進化に感動しましたよ。

まもなく国内で正式発表を迎える新型スクランブラーは3機種をメインに展開。左からレッドカラーを纏ったスポーティな「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーのベースモデルとなる「アイコン(同127万8000円〜)」、さらに夜をイメージしたというスポークホイール採用のクラシックモダンな「ナイトシフト(同147万5000円〜)」。

まもなく国内で正式発表を迎える新型スクランブラーは、3機種をメインに展開。左からレッドカラーを纏ったスポーティな「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーのベースモデルとなる「アイコン(同127万8000円〜)」、さらに夜をイメージしたというスポークホイール採用のクラシックモダンな「ナイトシフト(同147万5000円〜)」。


小川 前回の取材を終えて改めて思ったのは、ドゥカティのなかでも、新型スクランブラーはまさに“フリーダム”な存在だよなぁということです。

相田 いい意味で「絶対こう!」というスタイルがない。だから乗る人も、服装を選ばずに乗れる。バイクって格好から入ることが多いと思うけど、“ガマン”を強いられることも多いじゃないですか。でもこの新型は、それすらも変えてくれるような新しい存在かなって。

10月25日の新型スクランブラー発表イベントには相田さん、小川さんも登壇し、ふたりが監修した次世代のバイカースタイルもお披露目される。

10月25日(水)の新型スクランブラー発表イベントには相田さん、小川さんも登壇し、ふたりが監修した次世代のバイカースタイルもお披露目される。

―――具体的なファッション提案は、現状どのような構想でしょうか?

小川 自分はカジュアルファッションが主戦場なんですが、新型スクランブラーに触れたことでやっぱり「カジュアルに振り切っていいな!」と感じました。

相田 私も同じ。ガチガチのバイクファッションはギア感が強くて、普通に街を歩くには少し浮いちゃうと思うんです。スタイルを選ばない新型スクランブラーだからこそ、自然体でラクに纏えるものを提案したいなと。

現役ライダー時代はカスタム好きで、「スピードを出すのも好きでした。もちろん法定内で(笑)」という相田さん。 

現役ライダー時代はカスタム好きで、「スピードを出すのも好きでした。もちろん法定内で(笑)」という相田さん。 


小川 ちょっと海でも行くか、みたいなラフに乗れるスタイルですよね。相田さんにとって、やはりラクに乗れる機能性は大事なキーワードですか?

相田 そうだね。自由を謳う新型スクランブラーのコンセプトどおり。気楽に駆けて行けるカジュアルさというか。膝が曲げやすくて快適で、着心地が良いパンツとか、そのまま山や海へも行けるジャケットとか、シーンを選ばずかつラクなスタイルをぜひ提案したい。

愛車のバイクは見た目にこだわり、ETCやスマホホルダーでさえ取り付けるのもイヤという小川さん。

愛車のバイクは見た目にこだわり、ETCやスマホホルダーでさえ取り付けるのもイヤという小川さん。


小川 僕はバイクには何も付けない主義なんで(笑)。遠出や1泊する際は雨具を入れたりできる大きめなバッグなどの“ラクさ”が、僕にも不可欠ですね。
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