改良版「Vクラス マルコ・ポーロ」はラグジュアリー&スマート
メルセデス・ベンツ「Vクラス マルコ・ポーロ」。外部電源用のソケットが車外に備わる。
メルセデス・ベンツのラグジュアリーミニバン「Vクラス」。その大幅改良版が今年7月にヨーロッパで発表されたが、キャンピングカー仕様のマルコ・ポーロもまた、魅力が大盛りにされたようだ。
グランピングなど、活況を呈している“ラグジュアリーキャンプ”のために仕上げられた改良型マルコ・ポーロ。何しろ他が乗車定員5名のところ、この車は「4名までのバンライフ」のために作られたのだという。
朝食や夕食の際は、運転席を140度、助手席を180度回転させて対面に。
フル装備のキッチンやベッド、ポップアップルールなど、キャンプに必要な機能は当然標準装備。
それに加えて、例えば床材にヨットデッキのようなタイプや、ホテルを思わせる石目調などが選べたり、オプションの電動ガラス・サンルーフを備えて、寝ながら星を眺める、なんていう楽しみ方も用意されている。もちろん、その他の部分についてもラグジュアリーな仕様なのは言うまでもない。
しかし新型のいちばんのポイントは、実はラグジュアリーではないのだ。同社はこの新型を「タイヤの付いたスマートハウス」と謳っている。
2口ガスコンロ、シンク、クーラー、自動開閉式の大引き出しひとつと小引き出しがふたつ、引き戸付きの食器棚もある。
リビングエリアの数多くの機能は、コックピットに備えられた12.3インチタッチスクリーンか、スマートフォンのアプリで操作することができる。例えば照明を落としたり、音楽をかけたり、冷たい飲み物のために冷蔵庫の温度を下げたり……。
さらにリアシートは、ボタンひとつでダブルベッドに早変わりしてくれるし、少々凸凹した地面に駐めても、ボタンを押すだけでエアサスペンションのレベルを調整して、簡単に車体を平行にしてくれる。
ポップアップルーフにはふたりが余裕で寝られる。
という具合に、ラグジュアリーかつスマートな改良型マルコ・ポーロ。
従来型は正式輸入されているだけに、新型も日本に導入される!? 日本はキャンプもグランピングも活況を呈していますよ、メルセデス・ベンツさん。ぜひご英断のほど!
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