国内でもいま販売が伸び続けているキャンピングカー 。
ヨーロッパで圧倒的なシェアを誇るフィアット「デュカト」もようやく去年末に日本へ正式輸入されたが、ヨーロッパにはまだまだ日本でも乗りやすいバンタイプの“キャンプバン”が多い。
そんなまだ見ぬ魅惑のキャンプバンの中から、最近発表された新モデルを紹介！「いつかはバンライフ」ならこれは見逃すべからず。
【写真24点】「海外の最新キャンプバン」を写真でチェック フォードとウェストファリアが手を組んだ「トランジット カスタムナゲット」
フォード 「トランジット カスタムナゲット」。ルーフにオプションのソーラーパネルを備えれば、その電気を使うこともできる。
フォードの商用車、トランジットカスタムの“キャンプバン”がナゲットだ。
今年8月に発表された次世代型は、ポップアップルーフと車内にベッドを展開でき、最大5名まで、同社いわく“冒険”ができるキャンピングカーに仕上げられている。
アウトドアスポーツのベース基地としても使いやすそうだ。
“冒険”のために腹ごしらえは欠かせないが、ナゲットのボディ後部にはダブルベッドを展開しても邪魔にならないよう、L字型にキッチンユニットがレイアウトされ、コンロとお湯の出るシンクも組み込まれているので心配無用だ。
またキッチンユニットに備わる冷蔵庫は、ボトルを縦に収められるから出し入れがしやすい。また収納扉類はソフトクローズ機能などが備わるので、幼い子供との冒険にも安心だ。
さらにリビングエリアに設置された7インチのカラータッチスクリーンでは、暖房のオン・オフはもちろん、水量やバッテリーの残量、照明を簡単にチェックして、コントロールすることができる。しかも、こうした操作はスマートフォンからも可能だ。
冷蔵庫だけでなく、収納もたっぷりあるキッチン。
……という具合に、何かと細かいところまで気配りされているのは、このナゲットの製作にあたり、フォードがタッグを組む相手として有名なキャンピングカービルダーのウェストファリアを選んだことが大きいかもしれない。
車外で使えるシャワーも用意されている。
まずは2Lディーゼルエンジン搭載車から販売が開始されるが、今後1年以内には同車初の2.5Lプラグインハイブリッド車や、4WDモデルも用意される予定だ。
プラグインハイブリッドなら燃費が良さそうだから遠出がしやすいし、4WDなら路面状況の悪いフェスへのお出かけも安心。
残念ながら日本にはフォードの正規ディーラーはないが、現行型のナゲットは並行輸入で仕入れている販売店があるようだ。
この次世代型も、日本で出会えるその日を心待ちにしよう。
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