「ロエベ」
デニム11万7700円、ニット15万2900円/ともにロエベ(ロエベ ジャパン 03-6215-6116)
ジョナサン・アンダーソンが指揮官に就いた最初のコレクション、2015年春夏に発表された「フィッシャーマンジーンズ」。大胆なロールアップに白の当て布が施されたシンボリックなそれは、今やブランドの代表作だ。
そのDNAを受け継ぎながらシンプルにアップデートされた一本は、幅広に折り返された裾裏にレザーのパイピング、コインポケットにもレザーが潜む。
一見して気付かない象徴的なディテールワークは、ふとした瞬間に匿名顔を特別顔にしてくれる。
「ボッテガ・ヴェネタ」
デニム13万2000円、Tシャツ 8万4700円/ともにボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)
スケートボードやヒップホップのカルチャーが隆盛した90年代。当時、そのスタイルにマストだったバギーデニムが再ブレイクを遂げている。
我々にとっては昔取った杵柄だが、今の年齢であれば、新世代と同じような一本よりも本作を。リラックスしたワイドレッグにライトブリーチ加工、ペインターパンツ的なハンマーループを備えるボッテガ・ヴェネタの逸品だ。
これぞ時代を見る目と職人技でブラッシュアップされた大人版バギーといえよう。