「OCEANS看板娘がワイン飲み放題に挑む!」の詳細を写真で見る ワインは好きだけど、ブドウ品種や産地が複雑で何を選んだらいいかよく分からない、という人も多いだろう。
酒豪揃いのオーシャンズ編集部の看板娘も普段はビールを飲むことが多く、ワインはあまり詳しくない。そんな人々におすすめしたいワイン飲み放題の店が赤坂の名店「nomuno」だ。
ワインに詳しくない人は、果たしてどこまで楽しめるのだろうか。そして、そのコスパレベルはどれほどのものなのか。OCEANSの看板娘3人が体を張って検証することに……。
第1回「クラフトビール30種類飲み放題」はコチラ! OCEANS看板娘はこの3人!
| ひとみ 毎晩ビール8缶を飲む筋金入り。「ワインはソーヴィニヨンブランが好きです。あれっ? カベルネ・ソーヴィニヨンだっけ?」。 |
| ももこ 酒ならなんでも美味しく飲む東京っ子で、泥酔中はひたすら破壊と創造を繰り返す暴れ馬。「キリッとしたワインが好みです」。 |
| しおり ジン以外の酒はすべてイケるバイリンガル。「ワインはビールと違って炭酸でお腹が膨れないからいくらでも飲めます」と豪語。 |
飲み放題のワインと聞いて、「まずい」「悪酔いした」と良い思い出がない人もいるだろう。だが、nomunoのワインは違う。なんとボトルワイン約100種類が全てセルフで飲み放題なのだ!
そのバラエティの豊富さから、ソムリエ試験を控えたワイン通も訪れるほどで、店側もワインの勉強にもなるようにと、シャルドネ100%など、単一品種で産地違いのワインなどを意識的に取り揃えているという。
飲み放題には30分コース〜120分コースと時間無制限コースもあるが、今回選んだのはモチロン、時間無制限コース。しかも3900円という破格のプライスだ!
ちなみに、近隣店舗で飲むとボトル1本5000円以上するクラスを取り揃えているとのこと。つまり、約3/4本以上飲めば元が取れる計算になる。
サーブは全てセルフサービス。手前のワインクーラーには、スパークリングや白ワインのほか、ロゼワインやオレンジワインがラインナップ。奥の棚には赤ワインが並んでいて、ここから自分たちで飲みたい量を注ぐスタイルだ。
普段はビール党の3人。「最初はやっぱりシュワッとしたい!」とスパークリングワインから飲むことに。
「キリッとした白が好き」というももこはシャルドネのスパークリングを、しおりとひとみはロゼのスパークリングを選択。
セルフとはいえ、最初からこんなになみなみと注いで、この3人は一体どれだけ飲むつもりなんだ……というこちらの心配をよそに、あっという間に飲み干したひとみとしおり。
「だって、おいしいからつい進んじゃうんですよ〜」と2杯目は、最初にももこが選んでいたシャルドネのスパークリングワインをセレクト。ちなみに、グラスはセルフでゆすぎながら使用するスタイルだ。
泡で攻める2人を横目に、ももこが2杯目に選んだのはイタリアのオレンジワインである。
「オレンジワインって自分ではなかなか買わないから、試してみようと思って」とうれしそうだ。
少し飲んで気持ちが落ち着いたところで「ちょっとつまみが欲しいかも」という3人。こちらのお店は基本的にワインがメインのため、メニューは多くないが、こだわりのフードもちゃんと用意されている。
今回は3種類のチップで1時間以上スモークしたスモークチーズ(1200円)と、ビーフジャーキーとナッツ(690円)、そして名物のボロネーゼの「かまくら」(1800円)をオーダー。
生パスタを使ったボロネーゼには、これでもか!というぐらいチーズがかけられ、しおりも大はしゃぎ。
「モチモチしていて、すごくおいしい!」と感激の3人だったが、「う〜ん、もう少し食べたい……」と、食欲も止まるところを知らず。
このお店がすごいのは、なんとフードの持ち込みが自由で、持ち込み料なども一切かからないということ。最初から持ち込むのはもちろん、途中でフードが足りなくなったら、店を抜け出して買い物に行ってもOK。Uber EATSなどの出前だって取っていいのだ。
ということで、早速Uber EATSで食べ物をオーダー。
食器や電子レンジが自由に使えるのもありがたい。
無事にオーダーを終えた3人は、フードのデリバリーを待ちながら次の1杯へ。
「ソーヴィニヨンブランが好き」というひとみは白ワインコーナーを物色。だが、ソーヴィニヨンブランだけでも種類が多すぎて、どれを選んだらいいか迷っているようだ。
そこで強い味方になってくれるのがお店のスタッフである。
実は自分で好きな量を注げるというスタイルが、生きてくるのはここだ。
スタッフの勧めるワインを、ほんの一口だけ注いで飲み、「これよりもさっぱりしたもの」「これよりも甘いもの」など、自分の好みの味を探し出せるのだ。
3〜4種類のワインを味わって、ようやくひとみは自分好みのニュージーランドのソーヴィニヨンブランを発見。しかしその後もさらに深掘りした結果、「私は白ワインではなく、赤ワインが好きだったということがわかりました」と言い出したではないか!
その様子を見ていたのがももこ。「普段はあまり赤ワインを飲まないので、おすすめが知りたい!」とこちらもスタッフの方にサポートしてもらうことに。
最初に飲んだのは「基準の赤ワイン」という銘柄。
この赤ワインは、日本人好みの赤ワインの味を満遍なく兼ね備えた一本で、この味をベースに「もっと濃厚なもの」「もっと果実味が深いもの」……といったように好みを探ることができる。
品種による味の違いも楽しみながら、ももこはイタリアのキャンティをセレクトした。
そうこうしている間に、頼んでいたピザが到着!
まるでホームパーティのような雰囲気だが、店長の青木利樹さんは「まさにそんなふうにお店を使って欲しいんです!」と言う。周りを見渡すと、デパ地下のお惣菜を持ち込んでいるお客さんも多数。
ちょっと覗かせてもらったが、本当にどれも美味しそう!
看板娘たちも「次回はあれやりたいね〜」と大いに刺激された様子。早くも次回開催が決定したようだ。
その後も次々とワインを飲み干す3人。スタートから2時間が経ってもその勢いは止まるところを知らず。もはや何杯、何銘柄飲んだか誰もわからない状況だ。
「まだまだ飲んでないワインがあるんだけど……」と言うが、本格的に酔っぱらう前に、お気に入りのワインと感想を聞いてみた。
白ワイン好きのひとみが選んだのは、意外にも赤ワイン。カリフォルニアのナパバレーのロバート・モンダヴィ プライベート・セレクションの『ライ・バレルエイジド レッドブレンド』。
「白ワイン好きだったけど、飲み比べて赤ワインのおいしさに目覚めました! 『ビール好きにおすすめ』と言われたこのワインは、ライ・ウィスキー樽で熟成させたものだそうです。深みのある味わいが気に入りました」
ももこが選んだのは、みかんとハーブのような香りが特徴的なイタリアのルナーリア ラ・ベッレの『マルヴァジア』。
「これまでレストランでオーダーするときに『白の辛口で、すっきり』ぐらいしか好みを伝えられなかったのだけど、今回飲み比べてみて、私は柑橘っぽい香りが好きで、樽の香りが苦手なことがわかりました。飲み比べのワインって3〜4種類しか味わえなかったりするけど、これだけあると自分の好みがよりはっきり分かってよかったです。ただの飲み放題以上の価値がありました!!」
しおりはイタリアのモンテプルチアーノ『タラモンティ ルメ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ』。
「ミーハーなので、いろいろなものを楽しめるのがいいなと思いました。たくさんのワインに触れて、その奥深さを改めて知れたし、カジュアルに楽しみながら、ワインを知ることができて大満足です!」
約7時間ワインを飲み続けてベロベロになった看板娘たち。
時間無制限だけに、取材にも終わりはない。結局、OCEANSの看板娘たちはオープンの17時からクローズの23時までノンストップで、しかもペースも落とすことなく飲み続けた。
どれだけの量を飲んだかは測りようがないが、ワインの種類でいえば、各自15〜20種類以上飲んだことは間違いない。
3900円という価格でこれだけ自由に楽しめるのだから、そのコスパレベルは国内屈指のレベルだと言えるだろう。あ〜、飲んだ飲んだ。
[店舗詳細]「nomuno赤坂店」住所:東京都港区赤坂3-19-1 東京農村ビル3F電話:03-5544-8329営業:11:30〜16:00(15:30LO)、17:00〜23:00(フード21:30LO、ドリンク22:30LO)https://akasaka.nomuno.tokyo/