[Rule3]見方を変えて、味方につけたい素材がある。
ジャケット5万5000円、パンツ2万9700円/ともにセオリー(リンク・セオリー・ジャパン 03-6865-0206)、Tシャツ1万6500円/フューチャー(フューチャー トウキョウ ストア info@flemming.jp)、サンダル1万6500円/サロモン 03-6631-0837
スーツの服地の基本であるウールは、保温性と通気性を兼ね備えた高機能素材でもある。
しかしながらよりアクティブに着流したいという意向があれば、ウールにこだわることなく、見方を変えて、より高機能な素材を使用したスーツを選ぶのもいいだろう。
例えばこんなライトグレーのスーツはどうか。伸縮性に優れたナイロン×ポリウレタンの生地を採用し、ご覧のとおりの動きやすさを発揮してくれる。
インナーはロゴ入りのプリントTシャツをタックインし、足元は軽快なスポーツサンダル。シワになりにくいというのもアクティブ派にはありがたい。
こんな高機能素材のスーツを、ぜひとも味方に。
[Rule4]ストリートの声に耳を傾ける。
ジャケット15万9500円/ノア(ノア クラブハウス 03-5413-5030)
最後はストリートへのリスペクト。スケーターやサーファー、ミュージシャンたちのスーツスタイルにこそ、我々が求める着流しのエッセンスがある。
それをものにするための近道となるのがこのルール。噛み砕いて言えば、ストリートに根差したブランドのスーツを選ぶ、ということである。
得てしてそういうスーツは自由なマインドで作られており、気の利いたディテールや素材使いが潜む。
NY発のノアが手掛けたツイードのスーツは、見た目は重厚。だがネップで色みが入ることで軽快さが加わり、ウエスタンシャツのようなヨークを採用することでフリーダムな雰囲気すら漂っている。
このアレンジセンス、現代のツイードスーツにおける最適解といえるだろう。