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2023.09.29

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レバー操作はもう古い! これまでの常識を覆すテスラ「モデル3」のアップデートとは?

テスラのアップデートされた新型「Model 3」。後輪駆動の「Model 3 RWD」とデュアルモーターAWDの「Model 3 ロングレンジ AWD」の2種類から選べる。Model 3 RWD 561万3000 円、 Model 3 ロングレンジ AWD 651万9000 円(税込) 。

テスラのアップデートされた新型「Model 3」。後輪駆動の「Model 3 RWD」とデュアルモーターAWDの「Model 3 ロングレンジ AWD」の2種類から選べる。Model 3 RWD 561万3000 円、 Model 3 ロングレンジ AWD 651万9000 円(税込) 。


今やEVを語るうえで欠かせない存在となった、アメリカ発の自動車メーカー「テスラ」。その革新的な技術と独自の充電システムは、これまでEV業界に大きな変革をもたらしてきた。

そんなEVの“王者”とも呼ばれるテスラが、人気モデル「モデル3」を大幅にアップデート! パワフルな走りはそのままに、日常のドライブをより愉しくする新機能が追加された。

一切の無駄を省いたシンプルなデザインと、ドライブをより快適にする先端テクノロジー。その気になる性能を早速見ていこう。

【写真18点】「常識を覆すテスラ『モデル3』」の詳細写真をチェック

これぞアメ車! 常識破りのEVが打ち出すさらなる進化

「モデルS」と同様にストークレスにすることで、より運転しやすいシンプルなデザインになったインテリア。タッチスクリーン下のスペースで、同時に2台のスマートフォンをワイヤレスで充電できる。

「モデルS」と同様にストークレスにすることで、より運転しやすいシンプルなデザインになったインテリア。タッチスクリーン下のスペースで、同時に2台のスマートフォンをワイヤレスで充電できる。


2016年に発表された「モデル3」は、テスラの「モデルS」や「モデルX」に並ぶ、ブランドを代表するセダン型EV。発売当時から日本でも大きな注目を集め、EVのイメージを変えるきっかけのひとつとなった。

そんなテスラのモデル3が、より高効率なEVを目指し、さまざまな改良を加えて新たに生まれ変わった。

特筆すべきは、何と言ってもそのシンプルなデザイン。ステアリングホイール周辺にあったシフトやウィンカーなどのレバーをあえてなくすことで、無駄のないスマートなインテリアを実現。

シフトチェンジは、車両に設置されたカメラが自動で判断するオートシフト機能が搭載されているうえ、前席のタッチスクリーンと天井のタッチボタンからも選択が可能。ステアリングホイールの左右に設置されたスクロールボタンと、アイコンが光で浮かびあがるタッチボタンを使えば、ウインカーやヘッドライトを簡単に操作できる。

後部座席の8 インチタッチスクリーンから、メディアのストリーミングや、車両のカスタマイズ、目的地までのナビゲーションなどの操作が可能。

後部座席の8 インチタッチスクリーンから、メディアのストリーミングや、車両のカスタマイズ、目的地までのナビゲーションなどの操作が可能。


また、モデル3の性能を最大限に引き出せるよう改良された、滑らかな流線型のフォルムも魅力のひとつ。

空力性能を最大化する美しい曲線のボディは、薄型のヘッドライトとコの字型のリアランプが、いいアクセントになっている。

ボディーカラーには従来の3色に加えて、新たにシックな「ステルスグレー」と「ウルトラレッド」の2色を追加。

光源や見る角度によって印象が変化するようにデザインされた新色は、夜のドライブやオフロードでのツーリングなど、さまざまなシーンで移り変わるエクステリアを楽しめる。

航続距離を向上するようアップデートされたタイヤとホイールは、運転時のノイズをより低減させる設計に。

航続距離を向上するようアップデートされたタイヤとホイールは、運転時のノイズをより低減させる設計に。


さらに、EVの最大の欠点と言われているのが、1回の充電で走れる航続距離の問題だ。ガソリン自動車に比べて、充電スポットが少ないEVは、長距離や地方でのドライブには不向きだと考えられてきた。

だがなんと新型のモデル3 ロングレンジ AWDなら、1回の充電で最大629kmの走行が可能に。15分で282km分の充電ができるので、充電スポットやホテルや公園などの駐車場でこまめにチャージすれば、ロングドライブでもバッテリー残量を気にする必要がない。

しかも、車両ナビゲーションと世界5000ヶ所に設置されているテスラ専用充電器「スーパーチャージャー」を連携させれば、スマホの専用アプリから近くにある充電スポットの場所や混雑状況をルート案内で確認できる。

360度のアコースティックガラスによって、車外の騒音をシャットアウト。紫外線をカットしながら光を取り込む全面ガラスルーフで、星空や夜の街並みを眺めながら静かにドライブを楽しめる。 

360度のアコースティックガラスによって、車外の騒音をシャットアウト。紫外線をカットしながら光を取り込む全面ガラスルーフで、星空や夜の街並みを眺めながら静かにドライブを楽しめる。 


ほかにも、車を離れているときでもペットが車内で快適に過ごせる温度に自動で調節してくれる「ドッグ モード」や、車内の温度を一定に維持しながら一晩中エンターテイメントシステムを楽しめる「キャンプモード」など、よりドライブを充実してくれる新機能が満載。

オートパイロット搭載なので長距離でも疲れることなく、どこまでも快適にドライブが楽しめる。この秋は、新しくなったモデル3で、家族や友人との旅行やグランピングを楽しんでみては?

坂本遼佑=文

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