ランのあとは、サウナでととのう!
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ランニングを終えた2人は、「ととのい研究所」へ戻り、浴場へ。
「ここからは僕のターンですね!」とノリノリのサウナ師匠を不安そうに眺める三津家さん。
「僕、サウナは好きなんですけど、水風呂が苦手で。多分、腰まで浸かるのでいっぱいいっぱいです……」と尻込みする理由は、大充実のサウナ施設にある。
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というのも、浴場のど真ん中に鎮座している浴槽は、お湯ではなく、なんと水風呂! 中央の浴槽からさらに小さく区切られているエリアは、水温9℃に設定されている。
実は水風呂の温度が10度以下に設定されていることを、サウナーの間では「シングル」と呼び、サウナ施設の充実度を測るひとつの指針となっているのだ。
「ととのい研究所」がサウナにどれだけ力を入れているかが、おわかりになるだろう。
ちなみにお湯を張った湯船もちゃんとあるのでご心配なく。
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「でも、温水もあるというのは、ランナーにとっては非常に重要です。温冷浴をすると体の疲労が抜けるので、こちらもおすすめです」とサウナ師匠。さて、ここからはサウナ師匠によるサウナ指南がスタート。
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頭頂部が熱くなることを防ぐサウナハットをかぶって、まずはサウナに入る。
こちらのサウナは20分に1度、熱せられたサウナストーンに自動的に水をかけて、蒸気を発生させるオートロウリュタイプ。11人まで入れるという、広々とした空間も魅力だ。
「サウナストーンの数も多いし、これはいいですね」とサウナ師匠は細部までチェック。
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そして水が噴霧されると、サウナ師匠自らタオルを手に取り、熱波師に!
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「熱い蒸気は上に溜まるので、こうやってタオルで熱波を下へと送ってあげるんですよ!」とタオルを操るサウナ師匠に、三津家さんも「本当だ! 全然違う! 熱いです!!」と、その効果を体感。
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内側からしっかりと温まったところで、さっと汗を流して、まずは設定温度15℃の水風呂へ。なんの躊躇いもなく、スルッと入るサウナ師匠に対し、三津家さんはめちゃくちゃ及び腰だ。
とはいえ、同じように水風呂が苦手という人もいるだろう。そんな人にサウナ師匠からアドバイス。
「ランニングも始める前は面倒だなと思っていても、走り始めたら楽しくなりますよね。水風呂も同じ。入るまではビビリますが、思い切って入れば、すぐに慣れます。まずは肩まで気合いで浸かったら、両手を水から出してみましょう。指先が一番冷たさを感じやすいと言われているので、これだけで冷たさが和らぎます」。
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「これで慣れてきたら、次は首の後ろまで水に浸ける」。
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「でね、三津家さん、ちょっと髪濡らしてもいいかな?」と、桶で三津家さんの頭に水をかけ始めるサウナ師匠。
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「冷水に慣れてきたな」と判断したところで、三津家さんが下を向いているのをいいことに、シングルの水をかけ始める。まったく気づかない三津家さんに対し、してやったり!と、ニヤリ。
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水を浴び、「気持ちいい!」と顔をあげた三津家さんの顔つきに一同びっくり。目がバキバキに開いているのだ! これが水風呂の効果なのか……。
硬く絞った濡れタオルで全身を拭いたら、次はテラスへ。「ととのい研究所」には外気浴ができるスペースまである。
「外気浴の前に体をしっかりと拭くと、寒くなりにくいんです。さあ、足を上げて座ってみましょう」とサウナ師匠。
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「え、これ何!? なんか東京にいるとは思えない気持ち良さです! 身体はリラックスして、頭もスッキリ……これ、ヤバい。こんなサウナ体験、僕初めてです」と三津家さんは恍惚の表情。
「さて、次はシングルだ!」と2度目のサウナを経て、三津家さんは未知の世界へ。
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この日のシングルの水温は5℃。最初は足を入れただけで「これは無理かも!」と言っていた三津家さんだったが、秋山さんの激励を受けて、最後には自ら頭まで浸かれるほど、見事に克服!
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「ちょっとこの気持ち良さは、ランナーズハイに通ずるところがありますね。走らずに、あの快感を手に入れられるというのはクセになりそうです(笑)」と、三津家さんもその魅力にどっぷりとハマったようだ。
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